フェニックス気合満点/安田記念

[ 2008年6月5日 06:00 ]

坂路で追い切ったスズカフェニックス

 スズカフェニックスは坂路、単走で追われた。外ラチ沿いを俊敏に上がり、残り200メートルで込山助手がステッキを抜くと、グッとスピードアップ。ラストまで気合のこもった脚さばきを持続させ、4F52秒6~1F12秒7で駆け抜けた。「馬場が少し重かったが動きは上々。この中間も非常に元気なのでビシビシとできる」と橋田師は上機嫌だ。

 昨年は高松宮記念(1着)から安田記念に直行したが今回は京王杯SCを挟んだ。「間隔を詰めた方が反応が良くなる。叩いて本番という形が合っている」と師は語る。確かに間隔が空いたレースで勝ったのは05年の陸奥湾特別(500万)だけ。使って使って気合を高めるタイプであることは間違いない。
 武豊は「惜しい競馬が続いている。あとは結果だけ。レース前のインタビューでなく今度は優勝騎手インタビューを受けなければ」と自らに言い聞かせ、愛馬の復権を誓った。

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2008年6月5日のニュース