でた~!!サムソン超抜11秒7/天皇賞・春

[ 2008年4月24日 06:00 ]

武豊を背にDウッドコースで追い切られたメイショウサムソン

 天皇賞・春の1週前追い切りが23日、美浦、栗東両トレセンで行われた。復権をかけるメイショウサムソン(牡5=高橋成)はDWコースですさまじいスピード感。先行したメイショウリビエラ(3歳未勝利)がハイペースで飛ばし、前にもう1組いた他厩舎の併せ馬を抜き去る。直線に向いて、鞍上の武豊がゴーサインを出すと、一瞬で併走馬を抜き去るとさらに強ダッシュの加速だ。6F78秒0の全体時計も、ラスト1F11秒7の切れ味も強烈。

 「これだけの走りをして悪いはずがない」と高橋成師は逆襲に確かな手応えをつかんだ。ここ2走が有馬記念8着、大阪杯6着と不本意な結果が続いた。しかし、春の日差しがサムソンの底力を呼び起こした。高らかに復活を告げる超抜攻めがその証拠だ。「攻めに関しては何も気になるところはない。メイショウサムソンですから。天皇賞と聞けば目を覚ましてくるんじゃないかな」。武豊は大一番が迫っていることをサムソンにささやいた。

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2008年4月24日のニュース