アルバきっちり折り合った／皐月賞

ポリトラックをドリームタイガー（左）とダイワフォルゴーレ（右）と併せて追い切るショウナンアルバ（中央）

　共同通信杯勝ちが光るショウナンアルバはドリームタイガー、ダイワフォルゴーレ（ともに５歳５００万）をパートナーにしての３頭併せで最終追い切りを行った。

　タイガーが先行しフォルゴーレが３馬身追いかける形。さらにその４馬身後ろからアルバが追走していく。スタート直後は引っ掛かって首を高く上げていたが３コーナー前ではきっちり折り合いをつけ追撃態勢に入った。４コーナーで差を詰めて迎えた直線では併走する２頭の間に割って入る形。内のタイガーがあっさり遅れたが、食い下がる外のフォルゴーレとびっしり体を併せて併入のゴールを決めた。
　二ノ宮師は「先週の追い切りも馬を前に置いて我慢させる調教をしたが、今週も同じ形。力むことなく走っていたし、いい追い切りができた。レースが近づくと自分で体をつくるタイプだし体重も変わらない。いい状態だと思う」と仕上がりに自信を見せた。前走（スプリングＳ）はゴール前で失速して３着に敗れたが「重賞を勝っているように能力があるのは間違いない。気性の激しさを利用する乗り方ができれば楽しみ」と同師は意欲を見せた。