万哲 “大成”アトムだ/根岸S

[ 2008年2月3日 06:00 ]

快速馬タイセイアトムのV4に万哲は期待した

 社内で内勤の2日、自販機でお茶を買って帰ろうとすると「ピー、ピー」とやかましい。振り返ると、なんと「7」が4個並んで大当たり!!ツキを使い果たしたと嘆くより、素直に喜ぼう。何事も前向きがいい。

 東京11R・根岸Sは充実一途の◎タイセイアトムのV4に懸ける。距離延長、3キロ増の別定57キロ、先行馬には厳しい東京の長過ぎる直線と、満載の“消し材料”より、昨夏に矢作厩舎に転厩した後の充実を素直に評価したい。ガーネットS快勝後、矢作師は「うちの厩舎に来て20キロ近く増えたがこれは成長分。適正体重だと思う」と称えた。プールも併用して、丹念に鍛えた効果が3連勝に結実している。05年ガーネットS覇者のメイショウボーラーは1分10秒2で勝った後、この根岸S→フェブラリーSを連勝。そう考えれば、アトムが前走でマークした1分10秒4(ボーラーと0秒2差!!)は優秀。過去には2番手から差したこともあり、前走同様にモマれにくい大外16番も味方につけられる。
 前走、初騎乗で完ぺきに乗り切った吉田豊の手腕も魅力。馬単(16)=(7)(16)=(4)に(16)から(10)(2)(3)(14)。3連単は(16)の1着固定で(2)(3)(4)(7)(10)(14)へ30点。
 京都11R・京都牝馬Sは◎キストゥヘヴンの復活。中山マイルで致命的な外枠14番を引き当てた時点でアウトの前走・ターコイズS(13着)は「スタート直後に他馬と接触して、掛かる不利もあった」(斎藤助手)と不運があまりに重なり過ぎた。07年は勝ち星こそなかったが、G1では常に小差で頑張ってきた。昨年6月の安田記念(8着=勝ったダイワメジャーとは0秒5差)ぐらい走れば楽に勝てるメンバー構成。55キロも魅力で、直線一気。馬単(6)=(5)(6)=(3)に(6)から(11)(4)(7)(14)。3連単は(6)の1着固定で(3)(4)(5)(7)(11)(14)へ30点。(小田 哲也)

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2008年2月3日のニュース