T―BOLAN森友嵐士 8・10日本武道館で解散公演「涙が出て歌えなかったらどうしよう」

[ 2026年5月21日 04:00 ]

本紙などの取材に応じた8月10日の東京・日本武道館公演をもって解散するT-BOLANの森友嵐士
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 ロックバンド「T―BOLAN」のボーカル森友嵐士(60)が、8月10日に日本武道館で行う解散公演への思いを本紙などに明かした。現在は47都道府県を巡るラストツアーを開催中。「ファイナルまでの一夜一夜が大切。悔いのないようにそのエネルギーを刻んでいきたい」と力を込めた。

 ロックの聖地でのライブは今回が最初で最後。その光景は想像できないというが「どんな一夜になるのか今から楽しみ。みんなでつくり上げる夜になると思う。涙が出て歌えなかったらどうしよう」とジョークを飛ばすなど、喪失感よりも高揚感が勝っている。

 2015年にベースの上野博文(60)がくも膜下出血で倒れ、のちにリハビリを経て復活するも現在はステージ4の肺がんと闘病中。森友自身も心因性発声障害と闘っている。そんな状況下で現在のツアーを最後と決めた。最後の場所に武道館を選んだのは、ギター五味孝氏(60)が希望したため。森友は「僕らが表現したいライブができるのかという問題で日本武道館はあえて通ってこなかった。でもあいつがやりたいって言うからさ」と話しつつ、自身もどこか楽しみにしている様子だった。

 バンドは1991年にデビュー。「離したくはない」「じれったい愛」「Bye For Now」「マリア」などのヒットで、95年までにCD1700万枚を売り上げた。現在のツアーもシングル曲を多数並べた構成。「僕らはやっぱりライブバンドだから、90年代を共に過ごしたファンたちとの再会が一番の目的ですよね」。武道館でも多くのヒット曲が並びそうだ。

 自身の今後の音楽活動については「武道館で何らかの発表があると思います」とした。ドラムスの青木和義(59)は家業のため表舞台の活動を行っておらず、ライブではサポートメンバーを立てているが、森友が「この4人が思い描く最高のT―BOLAN」と話す通り絆は強固。デビューから35年の歴史を締めくくる舞台に4人が集結するのかも注目される。

 ≪青木が太陽、上野が月、僕がナイフ、五味がサーベル≫森友は「元々、僕と青木が始めたバンドですから、この4人がいなければT―BOLANじゃない」と力を込める。そんなメンバーについて「青木が太陽で上野が月」と独特の言葉で表現。「インディーズ時代のライブで心が折れて後ろを向くたびに、いつも青木が太陽のようにドラムを叩いていた」としみじみ。青木と上野が奏でるリズムにメロディーを乗せるのが五味と森友。「僕がナイフで五味がサーベル。この4人じゃなければいけなかったんです」と、とがり合った個性で唯一無二の音を奏でてきた歴史に思いをはせた。

 【T―BOLANの歩み】
 ▼91年7月 「悲しみが痛いよ」でメジャーデビュー
 ▼92年11月 「Bye For Now」が自身初のミリオンセラーを記録
 ▼95年 ツアー中に森友が発声障害を発症
 ▼99年12月 森友の不調が心因性発声障害と判明し解散
 ▼12年6月 13年ぶりに再結成
 ▼14年4月 活動休止
 ▼17年6月 活動再開
 ▼21年8月 青木が表舞台での活動休止を発表
 ▼26年3月 日本武道館ライブで解散することを発表

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