日曜劇場「GIFT」出演、越山敬達   VOKSY DAYSとしても活躍の日々

[ 2026年5月3日 08:00 ]

日曜劇場「GIFT」出演中の越山敬達(撮影・糸賀日向子)
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 俳優の越山敬達が現在毎週日曜よる9時から放送中の日曜劇場「GIFT」(TBS系)で弱小車いすラグビーチームの最年少メンバーを熱演している。俳優として映画「ぼくのお日さま」「国宝」に出演し注目を集めるほか、2月には8人組ボーイズグループ「VOKSY DAYS」としてデビュー。多方面で大活躍する17歳の現在の活動への思いや、今後目指す俳優像などに迫りました。

 ――2月にVOKSY DAYSとしてデビューされました。デビューしてからイベントやライブでファンとの交流もありましたが、デビューの実感や心境の変化はありましたか。
 「音楽活動ということに関しては今までと変わらないところも多いです。でも今まで研究生として楽曲を披露していたときは、その楽曲は期間が過ぎたら僕たちの手を離れて、後輩へと受け継がれていくものになっていたんです。だから僕たちVOKSY DAYSの曲として1曲1曲増えていく現状にデビューしたなという実感が湧きます。今までとちょっと違う新鮮なところはありますね」 

 ――デビュー曲「Light It Up」は宝物ですね。
 「本当にそうですね。 デビュー曲は今まで以上に難しいというか、歌やダンスといった根本的なところもそうなんですけど、表現、コンセプトも複雑なんです。表現方法が自分の中でぱっと浮かばない楽曲でした。(昨年)12月31日の「第9回ももいろ歌合戦」で初披露したんですけど、そこまでにどれだけ歌とダンスのクオリティを上げるか、どう表現するかを本当に短い時間だったんですけど、8人全員で一から考えて作り上げました」

 ――グループの中でどのような共通認識が生まれたのでしょうか。
 「“雪の中にある一番星を見失うな”という、雪の中でもがいてもがいて、でもどうしても俺たちは這い上がるんだ、上を目指して一番星をつかむぞというコンセプトがあります。楽曲のテーマとして一つ、表現のゴールを決めました。そこからは個々の表現方法の個性だと思うので、ゴールだけ8人で決めました」

 ――音楽活動が俳優活動に役立つ部分はありますか。
 「そうですね。どちらにも言えることなんですが、俳優をやっているからこそ音楽で表現をするときに、新しい視点が生まれます。それは逆もしかりです。音楽は舞台に近くて、その場で感じた物をすぐアウトプットする感覚なんです。その部分は、俳優にも役立ってるかなというふうに思います」

 ――現時点でのグループの強みをご自身でどのように考えていますか。
 「8人それぞれの個性がちゃんとあるところです。それぞれ得意不得意があって、互いにカバーし合って、この8人でしかできないパフォーマンスができるんです。お互いがお互いを引っ張り上げられるチームです」

 ――自分たちにしかできないパフォーマンスとはどういうものでしょうか。 
 「パフォーマンスでは、エレガントを一つ意識しているので、そこをちゃんと見せていっています。でもトークでは等身大というか、楽しい感じです。今の僕たちにしか出せないライブの空気感だし、パフォーマンスでもあるので、そこは僕たちの強み、僕たちだけにしかできないことです」

 ――越山さんのグループの中でどのような立ち位置ですか。
 「俳優をやっているので、僕は表現が得意かなと思っています」

 ――普段話すときはいかがですか。
 「トークの中では、(メンバー同士で)いじりいじられということがあります。僕は時と場合によっていじることもいじられることもあります。大きな話題を提供することは僕はまだ難しいんですけど、メンバーが話してることに対して補足情報を話したり、深掘り質問したりすることは最近できるようになりました」 

 ――8月には東京と大阪でコンサートを行います。大阪にグループで行くのは楽しみですか。
 「そうですね。楽しみですね。グループになってからまだ遠征したことないので、大阪でしか会えない皆さんと会えるのが楽しみです。8人で大阪でしか出せないパフォーマンスを出すのも楽しみだし、行き帰りに楽しく話すのも楽しみです」

 ――8人で大阪でやりたいことはありますか。
 「8人でたこ焼きを食べるだけじゃなくて、作ってみたいです。買って食べるのはよくあることですけど、みんなで作りたいですね。東京でもできますが、大阪でやるのがいい。大阪でタコパ(たこ焼きパーティー)をやってみたいです。いつかできるかな」

 ――デビュー発表のときに、「今はまだ誰も想像できない景色を見たい」というようなことをおっしゃっていました。デビューして、現在の目標は?
 「僕としての今の目標はもう変わらずに目の前の一つ一つのイベント、皆さんと会える機会を大切にして、1個1個積み重ねていく。それでその先にもっと素敵な景色があったらいいなというのは変わらないです。チームとしての目標は、東京ドームシティホール(現在はKanadevia Hall)に行きたいです。そこからさらに大切に1個1個積み上げていって、いつかシティが取れて、東京ドームに行けたらいいねと話しています」

 ――次に俳優活動についてうかがっていきます。映画「ぼくのお日さま」で新人賞を多く受賞して、昨年大ヒットした映画「国宝」にも出演されました。ここまでの俳優としての歩みをどのように感じていますか。
 「もちろん変わった部分もありますが、感覚的には皆さんにずっと支えられていて、共演者、スタッフの方々から現場で感じて吸収したものがあっていただいた新人賞や、国宝の出演です。まだまだ僕1人じゃ何もできないなっていうふうに感じてます」

 ――周りのスタッフさんやキャストの方々の影響が大きいですか。
 「本当に大きいです。毎現場そのときの自分に合った学びを絶対にもらえるんです。 『ぼくのお日さま』では何があってもお仕事を楽しむことを学んだし、『国宝』では今まで以上に役をストイックに突き詰めることの大切さを学びました。『GIFT』では人との感情のやり取りを大きく学んでいます。現場で得る学びが僕の俳優の基盤になっている感じがしています」

 ――日曜劇場はどんなイメージを持っていますか。
 「すごいというか、昔から見ていたので、まさか出られるなんてという感じでした」

 ――憧れはありましたか。
 「自分がここに出演できるなんて想像していなかったし、想像もできませんでした。ただ純粋にすごい方たちがいるんだ、ここまで人に感動や喜びなどいろんな感情を与えられる方たちが出演されているので、そういう方たちが集まる場なんだと思っていました」 

 ――今までの日曜劇場ではどの作品が好きでしたか。
 「僕の世代ではやっぱり『半沢直樹』ですね。あと『ドラゴン桜』もですね」

 ――学校でも話題になっていましたか。
 「学校で話していたかは覚えていないんですけど、テレビを見るのが大好きなので日曜劇場は欠かさず見ていました」

 ――今回「GIFT」への出演決まったときの心境はいかがでしたか。
 「信じられないという衝撃とこれから自分が感動などを与えられるんだろうかというプレッシャーも感じました」

 ――ご家族の反応は?
 「どんな反応してたかな。びっくりしていたと思います。でも家族は“頑張れ”みたいな前向きに応援してくれました」

 ――車いすラグビーの練習はいつから取り組まれていますか。
 「去年の7月頃から練習を始めさせてもらいました。最初はもちろん怖さがあって躊躇(ちゅうちょ)しましたし、技術面ではまだまだ前に進むだけでも全然スピードが出なくて僕はセンスがないのかなと思いました。でもプロ選手の皆さんが丁寧に1から教えてくださって、車いす同士のタックルはもちろん怖いし危ない競技でもあるとは思うんですけど、途中からはそれすらも醍醐味というか楽しめるようになりました」

 ――競技の魅力と大変さを教えてください。
 「車いすラグビーの魅力としては、男女そして年齢関係なく一つのチームでいろんな障がいがある方が集まりそれぞれの役割をこなして、一つの道を作っていくことだと思います。その中で車いす同士のタックルなど危ないシーンなどがあるので、そこは大変なところなのかもしれないです。でもキャストの皆さんも心から楽しんで取り組んでいらっしゃるので、恐怖なんて超えてただみんなで一つの道を作ってトライラインを目指しています。だから大変さもありますが、それ以上に魅力のあるスポーツです」

 ――スキーやスケートなどを経験されていますが、今までやったスポーツの中でも難しいですか。
 「僕はスポーツをがっつりやったことがなく全部浅くしか触ってないんです。だから車いすラグビーは難しかったです。ルールを覚えるところもそうだし、ターンをどれだけ速くするかとか、ストップしてからまた走り出すまでの時間をどれだけ詰められるかとか、そういうところは他のスポーツにも通じる大変さがあるかなと思います」

 ――練習は他のキャストの皆さんとも一緒にされるんですか。
 「皆さんお忙しいので徐々に合流して、練習する形でした」

 ――スポーツを一緒にやると、キャスト陣の距離の縮まり方や雰囲気も違いましたか。
 「そうかもしれないですね。車いすラグビーって結構声掛けをするんです。普通の顔合わせではないことなので、皆さんとの距離が縮まるのは早かったかもしれないです」

 ――堤真一さんや山田裕貴さんなどそうそうたる方々と共演されていますが、いかがですか。
 「自分の知らない感情を本番で引き出してくださいます。本番が終わってみて、自然と知らない感情が出ていたということが結構あります。本当に毎日刺激的な学びになる日々を送ってます」

 ――新たな顔が見られそうですね。
 「今まで、ちょっと目を合わせないという自分のお芝居の癖があったんです。今回、堤さんから“ちゃんと目を合わせてお芝居感じる”ということを学んで、実践しています」

 ――ご自身の役どころについて教えてください。
 「ある事故で車いす生活を送る前の坂東拓也は明るかったのですが、(事故を機に)どんどん内気になっちゃうんです。でも車いすラグビーや(山田さん演じる)涼さんを通してどんどん人として成長してると思います。17歳なので、高校生っぽいかわいさもあって憎めないキャラクターですかね」

 ――チームの最年少という役どころですが、実際でも周りからかわいがってもらっていますか。
 「皆さんちょっとした空き時間でも話してくださるのでずっと話しています」

 ――全体を通して見て欲しいポイントを教えてください。
 「自分の役で言うと、作品を通して人間として成長していく姿です。山田さん演じる涼さんの背中を追い憧れ、どう変化していくのかが見どころです。また(演じる坂東が所属する)ブルズ(ブレイズブルズ)が最初と最後でどのように変わっていくのか、その間にどんなドラマがあるのか。全部見どころです」

 ――今後どんな俳優さんになっていきたいですか。
 「その時々で変わるんですが、今は役に嘘をつかない俳優になりたいです。『GIFT』でもそうなんですが、“坂東拓也がそれをやるのかな”など思う事があったらそこは監督、キャストの皆さんと相談しながらやっています。やらないことをやってしまうのは違うと思うので、だからそこは本当に徹底して、ちゃんと役を生きられる人になりたいです」

 ――本当に役をどんどん突き詰めていくんですね。
 「そうですね。納得できるまで突き詰めることが大事です」

 ――憧れの人にはずっと佐野勇斗さんを挙げられていますよね。
 「僕は俳優活動もアーティスト活動も全部楽しくて、どっちもやりたいので、その理想に一番近いのが佐野勇斗さんです。佐野さんのように両立していけたらいいなと思います」

 ――最後に今後出演してみたい作品、演じてみたい役を教えてください。
 「いっぱいあります。でも全部(の役)で学べることがあると思っていて、学べない役なんてない。だから今はいただいた目の前の役を全力で生きて、一つ一つ新しい学びを得ていきます。やりたい役や作品はいっぱいあるけど、いただいた役を1個1個全力でやっていきたいです」

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