「石田組」 公演辞退のSUGIZOと心をひとつに 観客から「ありがとう!」と感謝の声

[ 2026年1月9日 22:55 ]

バイオリニストの石田泰尚
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 バイオリニスト・石田泰尚(52)が率いる弦楽合奏団「石田組」が9日、東京文化会館で全国44公演で8万人以上を動員する自身最大規模のツアーをスタートした。

 同公演は元々、LUNA SEAのギタリスト・SUGIZO(56)と約2年ぶりとなる合同公演として開催される予定だったが、SUGIZOが昨年12月18日深夜に、交通事故を起こしていたことから出演を辞退。9日のコンサートは、石田組の単独公演として開催された。

 1、2部制で、冒頭は昨年12月に石田組がリリースしたアルバム「2025・冬」に収録した「亡き王女のためのパヴァーヌ」を演奏。繊細な音色で聴衆を酔わせた。

 20分の休憩を挟んだ2部では、マイクを手にした石田が「どうも、こんばんは。あ、明けましておめでとうございます。急きょ石田組の公演となったんですけれども、本当に多くのお客さまで、ありがとうございます」と満員の客席を見て感謝。SUGIZOの不在については触れることなく、マイケル・ジャクソンさんのヒット曲「今夜はビート・イット」のほか、ギタリストの布袋寅泰(63)の名曲「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」を足を踏みならしながら勇ましく演奏するなどして盛り上げていた。

 青森で公演する際は、ご当地ソング「津軽海峡・冬景色」を、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマを披露した際は“石田組長”が甲冑姿で演奏するなど、会場に合わせた“秘策”でアンコールを盛り上げてきた石田組が、この日も魅せた。

 インタビュー取材でも口数が少ない石田。しかしSUGIZOへの思いはその行動でしっかり伝わった。

 大きな拍手で迎えられた3度目のアンコール。石田が着用していたのは、SUGIZOからプレゼントされた背中に羽がデザインされた黒のパーカーだった。

 「もう1曲やります」と告げると、LUNA SEAの人気曲「IN SILENCE」を奏で始めた。同曲はSUGIZOと初めて合同コンサートを開いた舞台でも共演した思い出の曲。会場を包み込むような柔らかい音色に、涙を流して聴き入るファンの姿もあった。

 同会場を拠点とする東京都交響楽団で奏者として活躍した両親を持つSUGIZO。この日、同じ舞台に立つことはかなわなかったが、石田組長の“心はひとつ”という無言のメッセージにいつまでも大きな拍手が送られていた。横一列になってあいさつした最後、石田に向かって「ありがとう!」と客席から思いが届けられていた。(西村 綾乃)

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