桂小春団治 日本語字幕付き落語を開催へ

[ 2025年12月26日 13:07 ]

視覚障がい者らに落語を楽しんでもらう日本語字幕付き落語会「ゆにばーさる寄席」を実演しながら説明する桂小春団治
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 落語家・桂小春団治(67)は26日、神戸・新開地喜楽館で「日本語字幕ゆにばーさる寄席」(来年1月17日昼席)について発表。「聴覚障がいのある方々にも楽しんでいただけると思います」と意気込みを語った。

 桂枝雀さん(1999年に死去)が英語落語を始めた83年頃から、当時小春を名乗っていた小春団治も英語落語を始め、2000年にはイギリス・エジンバラでの芸術祭で初めて落語の海外公演を開いた。字幕による落語方式を編み出して、14言語の外国語でのべ20カ国で高座を開いてきた。「落語にはポテンシャルがある。もっと広げられないか」とこの字幕を使って聴覚障がい者へ落語に接してもらえないかと企画。今回の公演開催が決まった。

 高座の真後ろにスクリーンを設置し、演者の真後ろから小型のプロジェクターで文字を浮かび上がらせる。高座が始まる前には三味線や太鼓などがどういう場面で使われるかも舞台上で説明する。「日本語を勉強している外国人の方にも分かるように」と漢字にはすべてルビを振る。

 登場人物が男性か女性か、子どもかなどの認識が難しそうだが「声色でなく、仕草や表情で分かってもらう。問題はない」とこれまでの海外公演と同様に、問題視してない。また、海外公演では述語の位置など日本語との文法上の違いから、客席の笑いがズレることもあったといい「(笑うポイントと話の内容の)いかにタイミングを合わせるかが一番難しい」。字幕の表示を遅らせるなど工夫をこらして笑ってもらおうと配慮する。

 小春団治は当日、「皿屋敷」と創作落語「断捨離ウォーズ」の2席を日本語字幕付きで披露。「日本の伝統芸能に親しむキッカケ作りになれば」と意気込んでいる。

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