舞台魂(3) 薮宏太主演舞台「MONDAYS」 毎年気づいたらクリスマスという人への応援“劇”

[ 2025年10月22日 12:31 ]

音楽劇「MONDAYS/このタイムループ、まだまだ終わらない!?」の1場面(左から)薮宏太、平間壮一(撮影:田中亜紀)
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 Hey!Say!JUMPの薮宏太(35)が主演する音楽劇「MONDAYS/このタイムループ、まだまだ終わらない!?」が、東京・PARCO劇場で上演されている。同じ1週間を繰り返していることに気がついた広告会社の従業員が、力を合わせタイムループから抜け出そうとする物語。2022年に公開された映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」(監督竹林亮)とはまた違う結末が、観客をわかせている。 (レポート:西村 綾乃)

 会場に入ると、向かい合わせのデスクや会議用のホワイトボードなど、会社勤めの人にはおなじみのオフィスの風景が舞台上に広がっていた。終業後に劇場に来た日だったら、職場に戻されたような感覚になったかもしれない。自分自身もループの中に引きずり込まれたような思いを持ちながら、開演を待っていた。

 ステージ上部には、SUNDAY、MONDAYと曜日を示すアルファベットが輪の外側にデザインされたオブジェがゆっくりと回転。客席に流れる音楽はベイ・シティ・ローラーズ「サタデー・ナイト」、シンガー・ソングライターのgbが「♪楽しかった休日が今日で終わるSUNDAYだ」と歌う「SUNDAY」。音楽まで曜日にこだわる徹底ぶりに、幕が開く前から驚かされた。

 開演時刻になると、回転していたアルファベットの装飾の「MONDAY」部分がピンク色に点灯。キャスト全員が横一列に並び、会社で徹夜をした月曜日から物語が始まった。

 藪は広告プランナー兼営業の主人公・村田賢役。電飾が水色に点灯した「TUESDAY」は会議に励み、緑色に変わった「WEDNESDAY」は屋上で同僚と一服。毎週日曜になるとリセットされ、また同じ一週間が繰り返される。

 第2週、第3週と同じ設定が続くが、タイムループしていることに気がついた主人公と、後輩の遠藤拓人(平間壮一)が、抜け出そうと試行錯誤することから、前週とは違う反応が起こり始める。視点をどこに置くかで、様々な楽しみ方が出来る。舞台の醍醐味を改めて感じられた。

 音楽劇を掲げた舞台では、心情をラップに乗せて歌い上げるほか、キャストが動き出すきっかけにコーヒーメーカーのスイッチを押す日常音を活用するなど“聴きどころ”も満載だ。

 「毎年、気づいたらクリスマスだ」、「日々に慣れて、繰り返す中で将来が見えなくなってしまった」という主人公の言葉は、他人事ではない思いがした。

 公演は同所で27日まで。11月1日~3日は大阪・森ノ宮ピロティホール。同月8、9日は長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホールで上演される。

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