【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】第36話 あっぱれ恋川春町――最後まで戯作に生きた命懸けの大ボケ

[ 2025年9月28日 18:45 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「べらぼう」大河絵第36話 あっぱれ恋川春町――最後まで戯作に生きた命懸けの大ボケ
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 俳優の横浜流星(29)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)の第37話が28日に放送される。前回の放送では、恋川春町(岡山天音)が文字通り“命懸けのオチ”で自らの人生という物語に幕を閉じた。

 前回の第36話は「鸚鵡(おうむ)のけりは鴨(かも)」。定信(井上祐貴)は、蔦重(横浜流星)の出した新作の黄表紙に激怒し絶版を言い渡す。喜三二(尾美としのり)は筆を断つ決断をし、春町は呼び出しにあうが…という展開だった。

 “命懸けのオチ”まさに戯作者・春町の意地が詰まった「死」だった。

 春町や喜三二が書いた定信(井上祐貴)の政を強烈に皮肉った本が波紋を呼ぶ。定信は怒り狂い、蔦屋が出版した本を絶版処分に。定信は松平信義(林家正蔵)を通して春町に“出頭”を命じる。病のため呼び出しに応じられないとしていたが、それなら会いに行くと定信の怒りは収まらない。

 師であり親である信義や、友の蔦重にこのままでは迷惑がかかると考えた春町は一つの決断を下す。遺書を一度書いたが破り捨て、意を決して腹を切った。苦しみに化を歪める中、目の前に用意した桶の中の大きな豆腐に顔をうずめる。それは、豆腐の角に頭をぶつけて死んだというこん身のオチだった。

 「最後までたわけねえとって考えたんじゃねえか…」

 断筆宣言の喜三二や蔦重ら仲間たちは、春町の命懸けの大ボケに涙し笑った。

 信義は定信に、蔦重の「たわけるだけで人が死ぬ世の中って…」という思いを伝えた。それこそが、春町の命懸けの人生のオチが導いたシナリオだったのかもしれない。本来は好きであった作家の自害。慟哭の定信は、何を思ったのだろうか――。春町センセイ、格好良いラストです…そう感動する編集オジサン2人。石井さんが、最後まで戯作に生きた春町を描く。

 第37話は「地獄に京伝」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。

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