藤井王位 意表の角打ち 続く連続長考の真相は? 第6局は1日目に80手進む

[ 2025年9月9日 18:58 ]

王位戦第6局1日目に臨む藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太王位(23)=王将など7冠=が挑戦者に永瀬拓矢九段(32)を迎える第66期王位戦7番勝負は9日、東京・将棋会館で第6局1日目が始まり、戦型は先手・藤井の角換わり腰掛け銀に進んだ。午後6時の封じ手までに79手進み、80手目を永瀬が封じた。

 午後1時半の昼食休憩明け、藤井から意表の一手が飛び出した。2筋の自身の飛車の前へ、角を打った。斜め四方へ無尽の射程があるこの大駒を、敵味方の歩が四方に密集する窮屈な地点へ放ったのだ。

 狙いはこの角で3筋の歩を取った後、さらに2筋の歩を取りながら永瀬陣へ斬り込もうとする。実際は永瀬に王を立たれ、2筋への利きを足されたため角成りは果たせなかったが、67手目の角打ちに42分、69手目の3筋の歩取りに34分。角打ちの前には1時間の昼食休憩も挟んでいる。

 俗に連続長考は棋士にとってよくない現象とされる。2度目の長考中、最初の長考で指した手を後悔したり新たに別の有力手を発見して読んだり。勝負に禁物の迷いを示すこともある。ただ、事前に研究した手順でも対局中、改めて読み直して納得した上で指すこともある藤井だけに、真相が気になるところだ。

 当初は静岡県牧之原市「平田寺」で開催予定だったが、台風15号の被害の大きさを受け、将棋会館へ変更になった第6局。ここまでの対戦成績は藤井の3勝2敗。開幕3連勝後、連敗して迎え、藤井が勝てば6連覇となる。

 消費時間は持ち時間8時間から藤井が3時間56分、永瀬は3時間16分と40分差がついた。2日目は10日午前9時から同所で指し継がれる。

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