「あんぱん」手嶌治虫&嵩“靴ひも初対面”のワケ 眞栄田郷敦が朝ドラ初出演で存在感!CP「覚悟に感銘」

[ 2025年9月9日 08:15 ]

連続テレビ小説「あんぱん」第95話。手嶌治虫(眞栄田郷敦・左)は柳井嵩(北村匠海)の靴ひもを…(C)NHK
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9日、第117回が放送され、柳井嵩(北村匠海)が手嶌治虫から映画の脚本・監督を提案された。俳優の眞栄田郷敦(25)が“漫画の神様”手塚治虫氏をモデルにした役で朝ドラ初出演。最終盤のキーパーソンの一人として存在感を示した。制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサー(CP)に眞栄田の起用理由や魅力を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、戦争に翻弄されながら激動の時代を生き抜き、「逆転しない正義」にたどり着く柳井夫妻、のぶと嵩の軌跡を描く。激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 やなせ氏は1919年(大正8年)2月6日、手塚氏は1928年(昭和3年)11月3日生まれで、手塚氏が9歳年下。やなせ氏は著書「アンパンマンの遺書」(岩波現代文庫)で、手塚氏を「超天才」「スーパースター」、遅咲きの自身を「星屑」と評している。

 劇中の嵩も手嶌の全作品を読み、圧倒されていたが、手嶌が突如、柳井家を訪問。アニメーション映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザイン(美術監督)を直々にオファーした。2人の渾身作は1969年(昭和44年)6月に公開され、大ヒットを記録。手嶌はお礼として製作費を出資し、嵩は自身のラジオドラマ・絵本「やさしいライオン」のアニメ映画化に挑む。

 嵩にとっては年下ながら、嫉妬という言葉だけでは形容しがたい感情を抱く存在。倉崎CPは「北村匠海さんにとっても、ある意味脅威となるような、年下の才能あふれる役者さんがいいと考え、ストイックでこだわりが強く、ピュアな部分も持ち合わせている眞栄田郷敦さんにお願いしました」と起用理由を説明。眞栄田は3歳年下になる。

 「なおかつ、誰もが知る手塚治虫さんをモデルにした役ということで、演じる側も見る側もハードルも上がります。いい意味で想像もつかないキャスティングにしたかったので、その点、眞栄田さんは朝ドラ初出演で非常に新鮮。それも決め手の一つになりました」

 スタッフとの初の顔合わせ。眞栄田は事前に自ら宝塚市立手塚治虫記念館を訪れ、記念館で購入したTシャツを着て現れた。「実在の人物をモデルにした役を演じることへの覚悟がひしひしと伝わってきて、役に向き合う姿勢に感銘を受けました」と明かした。

 手嶌と嵩のファーストコンタクトは第95回(8月8日)。銀座のカフェで遭遇し、ほどけた嵩の靴ひもを手嶌が直してあげた。手嶌の方は嵩のことを漫画家・クリエイターとは認識しておらず。嵩は三星百貨店に帰社し、そのまま退職願を提出。才能はもちろん、手嶌の好青年ぶりが劣等感に拍車をかけた。

 2人の初対面は「手嶌の人間性に触れ、嵩が己の小ささを痛感します。中園さんが是非とも描きたいと仰った」ドラマオリジナルの展開。これが見事に奏功。手嶌が「男女禁制」の仕事場に嵩を招き入れ、尊敬し合う関係になったのが感慨深い。

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