岸田文雄前首相 外国産米の輸入に「検証等をしっかり行ったうえで関係者の理解を得ながら進めて…」

[ 2025年6月8日 11:21 ]

 岸田文雄前首相(衆院広島1区)が8日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。コメ価格の高騰問題について言及した。

 「コメは買ったことがない」などの発言で事実上、更迭された江藤拓前農相(衆院宮崎2区)に代わって、小泉進次郎氏(衆院神奈川11区)が5月21日に農相に就任。随意契約により、政府備蓄米を安価で放出するなどの対策に出ている。

 小泉氏は、5日の衆院農林水産委員会のコメの流通に関する質疑で、高騰の要因について「今、社名は言いませんけども、卸の大手の売上高、営業利益、これ見ますと、ある会社はですね、売上高は前年比で120%を超え、そして、営業利益はなんと対前年比500%くらいです。ほかの大手卸売も営業利益は250%超えてますね。やはり、こういったことも含めて、よくお考えいただきたいと思っています」と発言。6日には、高騰が収まらなかった場合の対応として「緊急輸入も含め選択肢」と述べた。

 一方、自民党の森山裕幹事長(衆院鹿児島4区)は7日、盛岡市での党会合で、コメ価格高騰対策を巡り、「主食であるコメを外国に頼ってはいけない。何としても国産で、国民に安心してもらえる農業政策を打ち立てていくのが大事だ」と主食用米の輸入拡大に否定的な考えを示した。

 コメ価格は、昨年夏ごろから円安に伴う輸入価格の上昇や物流費の増加などを背景に物価高となったことで価格高騰が始まった。総務省が5月23日発表した4月の全国消費者物価指数では、コメ類は前年同月比で98・4%伸び、7カ月連続で過去最大の上昇幅を更新した。

 番組では、岸田政権時代にコメ価格は1・8倍になり、さらに石破政権に代わって1・3倍になっていると伝えた。

 フジテレビ解説委員の松山俊行氏は「小泉大臣は外国産米の輸入についても示唆する発言をしているわけですけれども、これについてはかなり意見が割れていると思います。この外国産米の輸入については、例えば自民党の森山幹事長は、外国におコメを頼ってはいけないんだということも昨日も発言されているようですけれども、コメの価格高騰が止まらなかったら外国産米の緊急輸入も必要ではないかという意見。これはどう思いますか?」と質問。

 岸田氏は「コメというものについては歴史的な経緯もあります。それから国民の主食であるという位置づけもあります。ですので今後については、やはり(高騰の要因の)検証等をしっかり行ったうえで関係者の理解を得ながら進めていかなければならない」と指摘。

 そのうえで「この問題、特に消費者の皆さんにとって大きな問題だということで世論が大きく盛り上がっているわけですが、コメを考える場合に消費者側、そして生産者側、それぞれの立場があるわけですから、政治としては両方に寄り沿うと考えた場合にどうあるべきなのか。検証を通じてしっかりと判断をしなければいけない」と言い、「そして、検証することによって関係者に対する説得が大事だと思います。より説得力のある説明をするためにも検証を今一度しっかりやることが重要だと私は思います」と自身の考えを述べた。

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