大橋七段 「藤井キラー」が初の2次予選進出 黒田五段に61手で勝利 袖飛車を打ち破る

[ 2025年6月5日 16:33 ]

黒田尭之五段(右)に勝利し、自身初の王将戦2次予選進出を決めた大橋貴洸七段
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 将棋の大橋貴洸七段(32)が5日、大阪府高槻市の関西将棋会館で、ALSOK杯第75期王将戦(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)1次予選決勝で黒田尭之五段(28)に61手で勝利し、自身初の2次予選進出を決めた。2次予選は18人で3枠ある挑戦者決定リーグ入りを争い、藤井聡太王将(22)=名人など7冠=への挑戦を目指す。

 振り駒の結果、大橋が先手になり、戦型は黒田の袖飛車になった。先手なら飛車を初期配置の2八から3八、後手なら8二から7二と一つ内側へ動かして使う袖飛車は実戦例が少なく、黒田が10手目で△7二飛を指すのは四段昇段後最速。「後手番ならやってみようと思った」という変化球で、その後7五、3五とひねり飛車の要領で活用した。

 大橋にとっても袖飛車は意外だったようで、「指したことがない。一手一手手探り」と慎重に指し手を進めた。それでも交換した角を25手目▲5六角と黒田陣の左右両にらみの位置へ放つ。「想定できるはずの▲5六角で固まっているようでは準備不足」。続く△3六歩に31分余りを要した黒田を嘆かせたように、大橋が先行した。

 さらに31手目▲3四歩で黒田の左桂の頭へ打って桂取り。直後に突入した昼食休憩の局面を「模様が良くてもおかしくないんじゃないか」と手応えを感じたという。休憩明け、42手目△2七飛成で先に竜を作られたが、続く▲3三歩成で桂を確保。さらに53手目▲2八歩で竜を自陣から追い返して勝利を意識したという。

 大橋は先月30日に名人戦を3連覇した藤井に最近4連勝中の「藤井キラー」。参戦9期目で初の2次予選進出に「しっかり準備をして頑張りたい」と意気込んでいた。

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