桂文珍「この中から長嶋茂雄監督のようなスーパースターが…」 若手噺家グランプリ、ファイナリスト会見

[ 2025年6月5日 12:32 ]

「第11回上方落語若手噺家グランプリ」の決勝進出者会見に登場した(前列左から)笑福亭仁智、桂団治郎、林家染八、桂慶治朗、桂文珍、(後列左から)笑福亭竹林、桂三実、月亭遊真、月亭希遊、桂雪鹿、笑福亭生寿
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 落語家・桂文珍(76)は5日、「第11回上方落語若手噺家グランプリ」のファイナリストが集う会見に登場。文珍は審査委員長を務めることになり、「チームを超えて応援したくなる、ファンになる、素晴らしい功績を残したスターでした。(決勝進出の)この中から長嶋茂雄監督のようなスーパースターが出てくれるようになれば」とルールの変更など、若手育成のために改革に乗り出す。

 若手育成特別顧問を務める文珍は昨年5月末、今くるよさんの葬儀の席で上方落語協会会長の笑福亭仁智(72)から依頼され、今回の審査委員長に就任した。「若手の皆さんがますます注目されて芸が充実して前へ進んで行けるように」と次世代の噺家を全面バックアップすることを約束。その1つとして、賞レースのルールを一部新しくする。

 これまで、決勝当日のネタ順は会見で事前に決定。噺家が心の準備も兼ねて対策をたてた。だが、今年から当日の舞台上でネタ順をクジ引き抽選。全体の流れを重んじる寄席での適応力が試される。自分より前に演じた噺家とネタの内容、流れがかぶってしまう「ネタがつく」ことは御法度とされており「減点対象になる」と文珍は説明した。

 また、演者の評価発表方法も変える。自ら委員長となって、新しい審査員も起用。これまで別室で採点していたが、得点について透明性を持たすために、舞台上で全審査員個々の得点と、総得点が書かれたボードを演者自身が掲げ、優勝者を発表する。「審査員も審査される。なんでそんな得点やの?ということがこれまで多くあったから」と他の賞レースでの経験を踏まえ、発表方法の変更を提案し、採用された。

 「エンターテインメントがたくさんある中で、落語ほどコンパクトで、伝統芸でありながらアップデートできる珍しい芸能。対応できる才能を持つ人がすうすく育ってくれれば」と若手噺家に期待している。

 人気グループ「Little Glee Monster」を“リトグリ”と呼ぶことにひっかけて、噺家グランプリを「“ハナグリ”と呼ぶことに」と文珍。大会終了後に天満天神繁昌亭で文珍と決勝進出者8人による「桂文珍とハナグリの会」(8月27日、9月3日)を開催することも決定。文珍と4人の演者に分かれて2日間開催されるが、この会も当日にネタ順を決定。「私がトップを引いたら。“子ほめ”の稽古をせんと」と前座でよく演じられるネタを引き合いに出し、笑わせた。

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