藤井貴彦アナウンサー ラジオで踏み出す「人生のプロフェッショナル」への第一歩

[ 2025年3月23日 09:00 ]

初の冠レギュラーラジオに挑戦中の藤井貴彦アナウンサー
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 フリーアナウンサーの藤井貴彦(53)のある挑戦が間もなく終わりを迎える。昨年11月から開始した初の冠レギュラーラジオ番組「藤井貴彦 Saturday Night Buzz」(ニッポン放送、土曜後7・00)は3月いっぱいの放送となる。アナウンサー歴31年目で踏み入れた新たな世界は「人生のプロフェッショナルになる一歩目」だと明かす。

 昨年5月に単発番組「藤井貴彦 グッドラック!」で初めてラジオパーソナリティーに挑戦。リスナーの反響の高さからレギュラー番組としてスタートを切ったのが「Saturday…」だった。

 「テレビのスタッフは時間を気にするからよく目が合うのに対して、ラジオは頭の中で想像しながら聞いているから目が合わない。映像の世界と想像の世界の違いかなと思いますね」。新たな世界で感じたことを真っすぐ言葉にする。それでも新たな環境について「この1年で想像の世界に入り込めているのは私にとって大きな変化でした」と手応えを口にする。

 1994年に日本テレビに入社。スポーツ中継やバラエティーを担当し、10年から「news every.」のメインキャスターとして夕方の顔になった。災害時や緊急時の声かけ、視聴者に寄り添う姿から「好きな男性アナウンサーランキング」では2度首位となった。

 順風満帆にみえるアナウンサー生活30年に変化を求め、フリーに転身したのは58歳で亡くなった父の存在があった。「父親が亡くなった年齢まであと6年。テレビの世界で30年やってプロフェッショナルになれたかもしれないけど、人生の『プロ』になりたかった。そのためには日テレにいるだけではかなわないと考えた」と赤裸々に語る。

 藤井がなりたいプロフェッショナルとは――。「物事のために本気で時間を費やす人」だと定義し、94年同期入社の羽鳥慎一アナウンサーの言葉を思い出す。「羽鳥は“年齢とともに体力やスキルは落ちていく。現状維持は成長だ”と言っていました。私はそれを取り入れずに自ら汗をかいて現状維持を超える努力をしていきたい。それを続けることが私の思う人生のプロフェッショナルかな」。切磋琢磨(せっさたくま)してきた存在に刺激をもらいながら道を極める。

 ラジオへの挑戦は、そんな「プロ」になる新たな一歩となった。「きっちりと時間通りでしゃべり終えるテレビと違って、自由度の高いラジオは難しかった」と振り返るが「スタッフさんたちが“もっと自由に”と言ってくれるので4回目ぐらいからは慣れましたね」とさすがの適応力をみせる。

 「フリーになって番組を持たせてもらえるのはすごくありがたいなと思います」。プロ野球中継がなく、試合の延長が放送時間に影響しない期間に挑戦の場をくれたニッポン放送には感謝がある。それでも「好きなアナウンサーランキングで上位になっているからって起用したと思うんですけど、私は誰かを引き立てる役だから冠なんてつけちゃってニッポン放送の人はかわいそうだなと思いますよ」と、どこまでも自己評価は控えめだ。

 ただ、チャンスがあれば、じっくり本気で時間を費やしていくつもりだ。「(引き立て役だと)気づかれないように毎年だましながら続けていけたら」とにこやかに語った。まだまだ挑戦を重ね、目指す「プロ」の姿に近づいていく。

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