和田アキ子 高額療養費引き上げは「ダメだよねえ」「あたしにとっては凄い問題やから」

[ 2025年3月1日 12:40 ]

和田アキ子
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 歌手の和田アキ子(74)が1日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)に出演。医療費の支払いを抑える「高額療養費制度」の利用者負担を引き上げる政府方針に怒りの声を上げた。

 「今凄い話題になっている高額療養費の制度、これ凄いあたし気になってんのよ。本当に」と切り出すと、「患者の会の人達ね、50いくつの女性なんだけど、がんなんだって。がんで自分で治療も受けないといけないのに、子供が病気したらどうするんですかって、女性が」と語った。

 自身についても「というのは私、シェーグレン(症候群)っていう、膠原(こうげん)病の一番下の、目が乾くとか、喉が渇くっていう病気もあるし。関節リウマチも前からあるって言ったじゃない。これ、2週間に1回注射打ってるんですよ」と自身で注射を打っているといい、先日病院で採尿、採血などを受け、注射や、股関節と膝の痛み止めなどを出してもらうなどすると、支払いの合計額が「10万8000いくら」になったという。

 「ええーっ、採血、採尿と注射だけで」と驚いたとし、「保険は3割負担になってるから今、高額所得の人がどうのこうので」と説明すると、「私思ったのは、今の高額療養費制度(の利用者負担の引き上げ)、私と同じ病気の人どうすんの?注射代、1本いくらよって言ったら、約1万円なんですよ。で、あたしは今2週間に1回になったけど、症状によっては1週間に1回打たないと。病院に行けない人もあると思うんですよ」と語った。

 「こういうのも含めて、この医療制度なんとかせなあかんなっていう時に、なんで高額療養費制度(の利用者負担の引き上げ案)が出てきたのかなあっていう」と首を傾げた。

 アシスタントのフリーアナウンサー・垣花正は「これはだって制度自体は、世界中がうらやむ、日本が誇るべき制度だって言われている制度なんです」と語ると、「だからこそ守られてるのに、いろいろ財政の問題はあるでしょうけど、これで申し訳ないですけど命関わっている人たち我慢してくださいってなると、命がかかってるんですよって話になるんですよ」と続けた。

 和田は「患者の会の人は“じゃあここで今、治療受けてる人は死んでください”って言ってるのと同じですっていう。あたし、この言葉久しぶりに…神様すいません」とも話すと、「ダメだよねえ」と力を込めた。

 「これは将来の子供たちに向けて、今のうちに取れるものを取って貯金しとこうっていうこと?」と尋ねると、垣花は「いや、おそらく日本は少子高齢化なので、方向性としてはどうしてもそっちにかじを切らないと制度自体が持たなくなりますっていう考え方なんですって。いつかどこかでやんなきゃいけないっていう人はいるんですよ。だけど今やられたら私たちどうなるんですか。もっと他にないんですか、見切り発車されてからだと、私達死んでからだと戻ってこないんですよっていう患者の皆さんの訴えは凄い分かりますよね」と説明した。

 和田は「患者の会の方はそうおっしゃってる。見直してほしいっていう。私も。私眼科行ってるし、耳鼻咽喉科行ってるし、整形外科行ってるし、リウマチ科行ってるし、歯医者行ってるし、結構腰痛も行ってるし、お金かかってしょうがないんですよ」と語り、「一般の方はどうされてるんだろうっていう」「あたしにとっては凄い問題やから。薬の値段、いやらしいけど同じ病気の普通の人はどうしてるとかね」と実感を込めた。

 自身について、改めて首、両目、耳、肺、腰、膝・股関節リウマチなどの治療を受けているとし「こんなんやからさあ、これでも分けて行ってるんですよ」と満身創痍(まんしんそうい)であると語った。

 厚生労働省は自己負担の上限月額を今年8月から段階的に引き上げる方針を示したが、がん患者団体などから反対意見が続出。これを受けて政府は長期治療を受けた人の負担を据え置くよう、方針の一部を修正した。立憲民主党などは引き上げ凍結を求めており、一般社団法人日本乳癌(がん)学会など関連する学会も声明を発表。政府方針の見直しや、患者や医療現場も参加する慎重な議論を求めている。

 石破茂首相は28日の衆院予算委員会で一部を見直す方針を表明。25年8月の引き上げは予定通り実施するが、26年8月以降の制度設計について、今年秋までに再検討するとした。

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