【熱狂ライブレポート②】名曲「FAKE」東京D初披露 「覚悟の夜」に「LUNA SEAはとまらない」
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昨年5月に結成35周年を迎えたロックバンド、LUNA SEAが2月22、23日の両日、東京ドームで集大成となるライブを開催した。「覚悟の夜」と題した最終日は、2000年12月に同所で行った「終幕」ライブの映像で幕開け。3時間40分をかけ、思いを交換したライブでは、名曲「FAKE」を初披露。ボーカルのRYUICHI(54)は「今年は5人で新曲を作ろうかな」と続く未来を約束し、漆黒の会場を喜びで包み込んだ。2日間で9万人が熱狂したライブの2日目をリポートする。
“嵐を呼ぶバンド”の異名を持つが2010年12月以来の東京ドームでのライブは、穏やかな快晴に恵まれた。「覚悟の夜」と題したこの日の公演。宣伝用のポスターが、2000年の終幕宣言と同じ構図であったこと、RYUICHIが発声障害の一つ、ジストニアであることを公表していることなどから、覚悟の真意を不安視する声もあった。
喜びと緊張に包まれた会場。巨大な球場の中に足を踏み入れると、昨日のGLAYとの共演時にはなかったセンターステージが、ファンを出迎えた。開演時刻を10分ほど過ぎると、客席から登場を待つクラップが沸き起こった。午後5時13分。大きくなったSEに高揚が高まったが、RYUICHIが「今夜LUNA SEAは終幕します」と宣言する2000年の終幕時の映像が、巨大なスクリーンに映し出されると、不穏な空気が広がっていった。
SLAVEが固唾(かたず)を飲んで見つめるスクリーンに、5人がそろったアーティスト写真が展開されていく。2000年から、25年へ。RYUICHIの「覚悟の夜。その光をつかむ」の声と共に、「ザ・ファイナルエピソード」が幕を開けた。おなじみのベートーベンの「月光」が会場を包む込むと、中央のステージの下からせり上がる形で5人が姿を見せた。どよめきの中で、メインステージへと進むと中央で5人が円陣を組んで気合い入れ。決意をみなぎらせる5人に大きな拍手が送られた。
冒頭は1995年の12月23日に、同所でライブを開催して以降、数々のドームのオープニングを飾った「LOVELESS」。SUGIZO(55)のトリプルネックギター、美しいINORAN(54)のアルベジオが印象的な楽曲で、一音一音編み上げられる音を、天井のマリア像も見守っていた。荘厳な幕開けが一転。2曲目の「G.」では、獣のような歌声で一気に勢いが加速していく。終盤にはベースのJもコーラスで応戦。心をかき乱すようなパフォーマンスで圧倒した。
興奮が冷めやらぬ中、最初のMCでRYUICHIは「2025年2月23日。東京ドーム、お前ら会いたかったぜ。ツアーのファイナルとして覚悟を持ってこの場所を選びました。今夜は例えこの命が尽きようとも、お前達全員の顔を覚えて帰るからな!いけるか!!」とあいさつ。始まった「Dejavu」ではファンにマイクを預け、共に歌う場面もあった。真矢(55)のドラムがさく裂した「DESIRE」は、音圧で吹き飛ばされそうな勢い。白熱する会場でSUGIZOのギターがさらに輝きを増していった。
初期の名曲を連続投下した後のMCでRYUICHIは「東京ドーム気分はどうですか。『ERA TO ERA』というタイムリープの旅を一緒に続けてきたけれど、俺たちにしか作れないドームでのグランドファイナルをともに作りましょう。昨夜もGLAYと盛り上がって、今夜はそこの天井をぶち破りたいと思うから。そんな俺らの2000年の扉を開いてくれた曲」と始まったのは、躍動するドラムとベースに切ない思いをのせた「gravity」。「RA-SE-N」に続き、SUGIZOのバイオリンで始まった「VIRGIN MARY」では、RYUICHIがメインステージからセンターステージへと移動。ステージ背後に教会のバラ窓が浮かび上がる中、祝福を受けるかのように光を浴びて歌い、SLAVEの視線を釘付けにした。
20分間の休憩をはさみ、再スタートしたライブは、センターステージから再開。銅色に輝くコパーのドラムセットで繰り広げられる真矢の一人舞台は、見応え十分。「真矢!!」の大歓声を受けると、桜の花などがデザインされたピンクとグリーンのスティックを口にくわえ、妖艶な表情を見せたシーンも。くわえたスティックを左手で持つと一心不乱にたたき始めた。
スティックを持つ手を止めると「やっぱり、SLAVEのみんなは格好いいな! でも今日は覚悟の夜だからさ、もっともっと来れんだろ!!もっと来いや!!!」と大声を張り上げた。その思いを体現するように背後では、炎が噴き上がる。頬を高揚させたSLAVEの姿を見た真矢は「お前ら最高に格好良いぞ!!」と満面の笑みを浮かべると、花道を通ってメインステージへ戻っていった。
続いて真っ赤なベースをうならせて登場したJは、真矢と逆にメインステージからセンターステージへとかっ歩。花道の両側から声援を送り続けるファンに目をやると「もっと行けるだろ!! 35年分の思いを込めて、盛り上がっていこうぜ!」とSLAVEの魂を揺さぶっていく。ダイナミックな演奏に会場がヒートアップしていった。Jの「ワン、ツー、スリー、フォー!!!」の合図でRYUICHIを筆頭に3人がステージに戻ると、「お前ら行くぞ!!」の掛け声から「IN FUTURE」で再び5人が一緒に音を合わせ、ライブを構築していった。
何万人もが一斉にジャンプする様子は圧巻。東京ドームを壊しそうな勢いでライブが続いていく。SLAVEの本気を見たRYUICHIは「最高だね、東京ドーム」と笑顔。続けて「覚悟の夜、けじめの夜。色んな言い方があるけど、俺たちは選んだ未来に行こうとしている。そして今夜集まってくれた全国の精鋭達がこの先も共にLUNA SEAを作ってくれる。自分の中にある理想をしっかり追い求め、これからも長い旅を共に。最大限の愛と感謝を込めて」と一人一人に言葉を届けるように、メッセージ。始まった「I for You」では、その熱を受け止めるように、無数の両手がステージに向かって伸びていた。
「今夜来ていただいて本当にありがとうございます。東京ドーム。親愛なるSLAVEたちへ、最後のピースを届けます」。RYUICHIがそう口にして始まったのは、1994年に発表されたアルバム「MOTHER」に収録された「FAKE」。当時のツアーでも、2023年にセルフカバー盤がリリースされた後のライブでも演奏されなかった幻の名曲の演奏で、ファンを感涙させていた。
スポニチが昨年末に行った単独インタビュー取材で真矢は「『ROSIER』から『HURT』へと続くメニューは“鬼”」と明かしていたが、この日は13、14曲目に、腕の振り上げなどたくさんの見せ場がある“鬼”の2曲がラインアップ。激しい「ROSIER」の後に、噴き上がるマグマを背負った「HURT」では地を揺さぶるようなドラミングで会場を真っ赤に燃え上がらせた。
ボルテージが最高潮になった会場に向けて「今夜はここでは終わらない。黒服GIGを象徴する曲を」というRYUICHIの言葉で届けられたのは、「NIGHTMARE」。「HURT」で燃え上がり、燃え尽きた廃墟のようになったモノクロのステージには、最後までJの力強いベースが響き渡っていた。
SLAVEの声に応えて始まったアンコールでは、たくさんの愛が綴られた大きな横断幕を、花道で受け取った5人。RYUICHIは、35年の感謝と共に、“覚悟の夜”で定めた覚悟についてひも解くように口を開いた。
「LUNA SEAを愛してくれるみんなに。この曲は悲しみの曲ではなく、再会の曲です。もう誰も一人にしない」と続けるとステージのスクリーンに「Dear SLAVE with LOVE from LUNA SEA」という文字が映し出される中で「LOVE SONG」をセンターステージで歌い上げていった。終幕を告げた2000年の悲しみを塗り替え、SLAVEを安堵させるような温かな歌声に笑顔の花が咲いていた。
真矢から始まったメンバー紹介では、JからSLAVEに感謝の思いが告げられた。
Jは「最高だな東京ドーム!!35年間の全ての思いを今日のライブに刻みつけたいと俺たちツアーをやってきました。全国各地ライブに来てくれたみんなとそして今日、来られなかった奴らもたくさんいて、35年間の間に、俺たちに触れてくれたたくさんの仲間達、そいつらの思いも全部連れてきたつもりです。だからみんなで今夜最高の夜にしましょう!!どうもありがとう!」
最初は両手で「×」マークを出していたINORAN(54)は観念したようにマイクに向かうと「最初にドームをやった時を思い出したりして、そこに行くまでこの5人で一生懸命バンドをやって誰にも負けないように気合いを入れてやってきた。今回で10回目です。もっともっとここでやりたいです! こんな俺をここに連れてきてくれてありがとう! これからもこの5人をよろしくね!!」
SUGIZOは「東京ドーム。本当に最高の瞬間をありがとう。これが最後のドームだと思って、この数カ月生きてきました。本音を言うと、これがLUNA SEA5人の最後の瞬間かなと思って生きてきました。本音を言うと、次にここに立つのは、俺たちの誰かが、この世からいなくなった時だと思っていました。でも新しい夢ができた。LUNA SEAは今日から新しい扉を開いて、これから新しい未来を作っていきます。全員と一緒に新しい未来を作って、5人が生きているうちに何回もここ、俺たちの聖地に戻ってきたい。皆さんご承知の通り、RYUの喉の不調、真矢も体が弱い。いつまで命を保てるか分からない。最後の命の瞬間まで、LUNA SEAを先に進めたい。それにはみんなの存在が必要で大切です。LUNA SEAの新しい扉を、未来を一緒に作って下さい。また必ずこの場所で会いましょう。みんな最高に愛してます」
センターに立った真矢は「いまさぁ、SUGIZOの話しで泣いちゃってさぁ。40年前に知り合った時は、わがままなロック野郎だったのに、こんないい話ができるなんて本当に感動してます。感動してるから、あんまり面白いこと言えないけど」と続けると、後ろからSUGIZOが真矢をハグ。歓声の中で真矢は「SUGIZOが新しい扉を開くというなら、僕はヌードでもなんでもやります(笑)。」とジョークを交えた後、「35年間みんなが支えてくれて、昨日と今日ここに立つためにバンドを、音楽をやってきたんだと思います。毎回言っているみたいに、LUNA SEAのメンバーは君達だからね!(客席を指差し)向こうがステージ、俺たちは客席だよ。これからもずっとよろしくお願いします!」
「不死鳥。LUNA SEAの誇り」とSUGIZOに紹介されたRYUICHIは「初めての経験。傷を負って、それでも信じてくれるみんながいたから、ホールツアーも立ち止まることなく続けることができました。町田プレイハウスでスタートして、覚悟を持ってチョイスしなくてはいけない瞬間が幾度もありました。もう歌えないかなとか、もうここに立つ資格がないんじゃないかなとか考えた時期もありました。でも41本のツアーでみんなからパワーをもらってここに立てたのかなって。いまは光しか見えてないからね」と告げると、マイクなしで「東京ドーム! 愛してるよ!!!」と絶叫した。
INORANのギターの音が響く「TONIGHT」、冒頭で銀テープが噴き出す演出があった「WISH」を披露したアンコールに続く、ダブルアンコールでは、「黒服」をドレスコードにした会場に、白を基調にした衣装で5人が再登場した。その光景は覚悟の夜を経た“再REBOOT”を現しているようだった。
RYUICHIが「俺たちはこのバンドをとめちゃ行けない。この旅をとめちゃ行けない。LUNA SEAはとまりません!!」と自らにも言い聞かせるように語ると「未来の話しをしたいと思います」とマイクを握り直し、「5人で新曲とかを作ろうかな。みんながぶっ飛ぶような、ロックナンバーを作るよ!」と宣言し、集まった聴衆を喜ばせた。3時間40分で19曲を披露したライブの最後は「FOREVER & EVER」で締めくくられ、続く未来を約束していた。
10代から時間を共にしてきた5人。真矢とRYUICHIはかたく抱き合うなどして、お互いをねぎらっていた。ラストは、5人で花道を歩き、ファンと思いを交換。メンバーがステージを後にすると、スクリーンに11月8、9日に、千葉・幕張メッセで7年ぶりの主宰フェス「LUNATIC FEST. 2025」の開催がアナウンスされ、SLAVEを高揚感で包んでいた。
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