浦沢直樹氏「架空のファンタジードラマはあまり描かない」 作品へのこだわり明かす「必ずこの世界の話を」

[ 2025年2月20日 16:59 ]

漫画家の浦沢直樹氏
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 「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などで知られる人気漫画家・浦沢直樹氏(65)が20日放送のTOKYO FM「坂本美雨のディア・フレンズ」(月~木曜前11・00)にゲスト出演し、作品づくりで意識していることについて語った。

 浦沢氏は昨年、番組パーソナリティーのミュージシャン・坂本美雨が発起人を務めたガザ人道支援を目的としたチャリティーオークションに参加した。坂本が「浦沢さんは即答で“やるよ”と言ってくださった」と明かすと、浦沢氏は「毎日流れるニュースに指をくわえて“何とかならないの?”と言うだけしかできない状況で声を掛けていただいて。歯がゆいところでちょっと動きができたのは自分に対しても肩の力が、ずっと緊張していたものがいざ動くぞってなると、そういう感じでした」と語った。

 自身の漫画「BILLY BAT」の中で、敵対する兵士2人が互いにBILLY BATのファンだと知るシーンに触れ、「そういうことで手をつなげるはずなんです」と語る浦沢氏。

 作品を作る時には現実の社会で起きていることを意識するそうで「完全にそういう空気の中で描くことが僕らがやるべきことだっていう気がする。その時の状況に合わせて何をどういうふうに発するのか。架空のファンタジードラマみたいのはあまり描かないんですよ。必ずこの世界のこの世の話をする、未来になっても過去でも」と話す。その理由について「恐らくそれは我々人類がやってきたいろんな間違いや発明、そういったものを全部背負いこんだのが今の我々なので。僕が今これから描くドラマは全てそれらを内包してなきゃいけないと思う。ファンタジーってことは全く別の世界になっちゃうと、別世界でもああいうことがあったと2000年ぐらいの歴史を作らないといけないから」と説明した。

 坂本が「今の現在を見ると絶望的になったりすると思うんですが作品の中でどうやって昇華していかれてるんでしょう?」と聞くと、「基本は“一縷(いちる)の望み”。いつも一縷の望みを信じるというしかないです」と話していた。

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