長嶋一茂 パリ五輪で問題化する選手への誹謗中傷に「自分たちの中で手段を模索していく事も大事」と提言

[ 2024年8月6日 18:00 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(58)が6日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。パリ五輪で問題化している選手らへの誹謗(ひぼう)中傷について言及した。

 アスリートに対するSNSなどでの誹謗中傷が問題となっている今大会。既に日本選手団として誹謗中傷に対する警告のメッセージを掲出しており、5日には中間会見で尾県貢団長が警告した。「いくつかの競技において発動、言動にたいする誹謗(ひぼう)中傷があった。東京五輪で強い問題意識をもった。選手を守るために素早く選手を守りたいと思い、いち早くメッセージを出さしていただいた」とし、「選手達はこれまでやってきたことをこの場で最大限、自分の生活をかけて、極端な話をすると命をかけてやっている。戦いに対する評価をしていただきたい。それ以外の誹謗中傷は許されない。戦いに対する評価はいいがそれ以外の誹謗中傷はやめていただきたい。これからも厳正に対処していきたい」と続けた。

 これを受け、長嶋は「誹謗中傷の矢面に立たされる側の選手と、その周りをフォローしていく大人たちそれぞれが、しっかり向き合っていかなきゃいけないと思う。法改正やルール改正は余儀なくされているし、プラットフォーム側の責任も追及しなきゃいけない。いろんな手立てを講じて、誹謗中傷ってのは良くない事だから、ゼロに近づけなくちゃいけないという意識は、全員強く持たなきゃいけないと思います」と発言。

 続けて「しかしながら、簡単にはすぐになくならないってのはみんな分かってる。あとは選手たち側の思いですよね。選手って結構精神力が強い所もあるけど、受け身の部分もあるんで。こういうことに慣れてなかったりすると、なかなか対応できない部分ってあったりすると思うので。物理的な事で言うと、例えばネットでつながっているスマホはここしか見ないとか、エゴサーチはしないとかやって、自分の中での覚悟がないと、今何でもかんでも情報が入ってきちゃう時代ですから、持つ方の自覚っていったら変なんですけど。もちろん誹謗中傷する人が悪いんだけど、自分たちが自分たちを守るために、自分たちの中で手段や方法を模索していく事も大事なのかなって思います」と話した。

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