既読スルーに働き方改革…「ふてほど」令和への問題提起、どう生まれた?磯山P語る「私のリアルな愚痴」
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俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)が話題を集めている。細部までこだわった昭和の小ネタや懐かしの固有名詞が懐旧の情を呼び起こすほか、脚本家・宮藤官九郎氏による大胆かつ細密なストーリーも話題に。長年、宮藤氏とタッグを組む磯山晶プロデューサー(TBSスパークル)はスポニチアネックスの取材に応じ、物語の誕生秘話を明かした。(中村 綾佳)
本作は、宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など大ヒット作を多く生み出した宮藤氏&磯山晶プロデューサーによる、今一番の話題作だ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまう“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎(阿部サダヲ)。彼の“不適切”な言動が、コンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
劇中では、現代なら“炎上必至”なコンプライアンス度外視のハラスメントワードが満載。「起きろブス!さかりのついたメスゴリラ!」という強烈なセリフで幕を開け、視聴者に大きな衝撃を与えた。
そんな印象強いセリフの中に、コンプライアンスに縛られた現代への「問題提起」とも受け取れるメッセージが込められている。
物語では、毎話ごとに「○○しちゃダメですか?」とサブタイトルが設けられている。宮藤氏は制作発表記者会見の際、「何でも“ダメ”って言葉に終わりにして、なぜダメなのかを考えなくなってきているな…と実感して。なぜダメなのか。この続きを、みなさんで話し合ってほしい」と視聴者へ呼びかけていた。
これまで第2話で産後の働き方による問題を、第4話で既読スルーに対する疑問を取り上げるなど、現代人に刺さる問題を、解像度を高く綿密に描いてきた。
これらのテーマの選定について、磯山氏は「宮藤さんとの打ち合わせの合間や前後に話す、ちょっとした雑談や、モヤモヤしたことなどを言い合っている中によく出てきたことを、順番に取り上げている」と告白。「私はリアルな愚痴を言っているだけなのですが、宮藤さんの汲み取り方が深い。サラリーマンを経験したことがなくても、働き方改革や、働くお母さんに対する理解も凄く深い。自分がモヤモヤしたことを決して忘れない方なのだと感じました」と、宮藤氏との日々の対話の中で生まれたものだと明かした。
また「正義」が強く主張される現代への冷静な視線も、市郎のセリフを通じて描かれている。「現代は“正義”を言わないといけないムードが強い。その中のモヤモヤとした感じを、どうやって表現するか…ということを最初の段階で話し合った」と、タイムスリップの物語の中に問題を解決していく姿を取り入れた背景を説明。「昭和も令和も、どちらもさまざまな問題があるけど、世の中は少しずつ良くなっているはず。またさらに30年後とか、今後さらに良くしていくためにはどうしたらいいか…と考えるようにしています」と、未来を見据えた思いも込められている。
昭和からタイムスリップした市郎は、令和ではテレビ局のカウンセラーとして働き、令和の人々に昭和ならではの“おせっかい”を焼き続けている。「市郎は、たまたま昭和から令和にバスに乗って来た人で、特に選ばれたわけじゃない。使命を持って未来に来たわけではない。一市民が“感じたことを言っている”だけ。共感を呼ぶ部分もあるし、呼ばない部分もあると思う」とした上で、「そういうひとりの人間が、一生懸命、環境に順応しながら生きてく姿を見て“自分も頑張ろう”という思いになれたら」とメッセージを込めた。
市郎は第5話で、自身が娘の純子とともに1995年の阪神・淡路大震災で命を落とすことを知る。“余命”を知った市郎のセリフが視聴者の心を掴んでいるが、磯山氏は思う。
「市郎は“死ぬ日”が決まっていますが、みんなも知らないだけであって、実は決まっている。だから限りある命を無駄にせずに“楽しく生きたらどうだろう”という、吉田羊さんのセリフと同じ思いを抱いています」
「“一生懸命に生きる”って、それだけで大変なことだから。ドラマは凝縮して、振り幅を大きくしたいから時代を飛んだり、娘も自分も余命が決まっていたり、いろいろ負荷を与えています。けれど、基本的には単純に、楽しく生きたらいいんだ!ということに尽きると思います」と、作品に込めた思いを明かした。
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