藤井聡太竜王 8冠“初陣”防衛へ盤石スタート「今まで通り集中して指せた」 竜王戦第2局2日目

[ 2023年10月19日 04:45 ]

竜王戦第2局2日目の対局を再開した藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)
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 史上初めて全8冠を独占した藤井聡太竜王(21)=王将、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖含む=が18日、京都・仁和寺で第36期竜王戦7番勝負第2局2日目に臨み、107手で勝利した。同学年の挑戦者・伊藤匠七段(21)を相手に、独占後の初対局を快勝で飾った。

 藤井の将棋史に京都の地は深く刻まれただろう。直線距離約8キロにある8冠達成の地、ウェスティン都ホテル京都での王座戦第4局を勝利後、中5日での対局。8冠の防衛ロードは快勝で始まった。

 「こちらの王が薄く、判断がつかないまま指した」。藤井の得意戦法、角換わり。昼食休憩前、自王の頭上に馬とと金を作って制空権を確保。広く堅い布陣によるリードを築いて押し切る、横綱相撲だった。8冠達成後、初対局への意識についても「今まで通り集中して指せた」と強心臓を証明した。

 京都ではここ3期の仁和寺対局、そして王座戦第4局を合わせて4連勝とした。「和菓子をいただきたい」。16日の前夜祭での宣言通り、1日目午前のおやつで和菓子の詰め合わせ「京の秋の冨喜寄」などを選択して京都気分も味わった。

 防衛まであと2勝とした。3連覇となれば連続獲得期数を19へ伸ばす。大山康晴15世名人による歴代最多(63年度名人戦~66年度名人戦)に敗退なしで並ぶ快挙へ折り返した。

 すでに獲得した18期中、7番勝負は9期あり、うち連勝発進したのは5期。4連勝で獲得したのが3期で1敗のみ喫したのが2期。つまり連勝発進すれば全て1敗以内で7番勝負を終えている。この「藤井方程式」に従えば今期も11月27、28日、香川県琴平町での第5局が実現するかしないか。

 第3局は25、26日に北九州市の旧安川邸で指される。「しっかりよい状態で臨めるよう調整したい」。同学年の新星をもってしても、8冠の勢いに陰りは見えない。


 ≪王将戦会場も祝福 島根「さんべ荘」≫ 今年2月に第72期王将戦7番勝負の第5局を開催した島根県大田市の国民宿舎「さんべ荘」の玄関前には、藤井王将の全8冠達成を祝う立て看板が設置されている。来年1月に開幕する第73期王将戦の誘致にも手を挙げているさんべ荘の宇谷義弘社長は「次の王将戦でも当宿が選ばれたならぜひ、全8冠の藤井王将をお迎えしたい。それが全従業員の願いです」。過去6度、王将戦を開催したが、全冠保持者の来場はまだない。それだけに応援にも力が入る。

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