「大谷の年俸は1億円でいい」の炎上発言に安藤美姫が私見「私からすると十分なんですけど…」

[ 2023年10月12日 13:34 ]

安藤美姫
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 フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの安藤美姫(35)が11日のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演した。

 減税と経済成長の話題で、東大大学院の斎藤幸平准教授が過去の出演で所得の上限と経済の再分配を主張した際に「(大リーグ、エンゼルスの)大谷(翔平)選手は1億円しかもらえない、となってもいい」と発言したことについて私見を述べた。

 「それを言ったらSNSですごい炎上した」と振り返る斎藤准教授に安藤も苦笑い。「私からすると(1億円は)十分なんですけど」と前置きしつつも、「アスリートって自分が好きでその道に進んでいるんですけど、いろんなストレスとか、注目をされたくてスポーツをやっているというよりは、自分がここが目標だ、夢だって言っていたところにスポットライトが当たって、ネガティブな言葉もプラスな言葉も聞き入れてその生涯スポーツにかけている」とアスリートの立場から強調。その上で「友達とかと遊ぶ時間、家族との時間を削って、一握りしかいられないトップの座に君臨する、そこで何年もやるっていうのは本当にメンタルもフィジカルも必要なので、大谷さんの1億はちょっとやっぱり安い」とした。

 番組終盤ではマイナースポーツの未来としてアイスホッケーのメジャー化に言及。同じ氷上のスポーツながら給料未払いにより選手、コーチが退団するなど厳しい事情を抱える同競技に「正直、フィギュアもマイナーだった。私がジュニアの時は全日本もタダだったしお客さんも家族とか。それこそアイスホッケーと同じくらい、もしくは少ないんじゃないかってくらいで私は育って、テレビの放映も取材もなかった時期」と明かしつつ、「メディアの方々の取り上げ方も、私はちょっとアイドル化するっていうのは賛成はできないけど、どのスポーツでもマイナースポーツがメジャー化する時は絶対にアイドルが生まれる。試合で奇跡が起きる、感動が生まれるっていうところから視線が向いて広まっていくのが主流なのかな」と分析した。

 さらに自身の経験から「ジュニアとか、小さいところから底上げしてスターをつくり出してからの方が私はいいんじゃないかなと思う」と述べ、「オリンピック、世界選手権とかは絶対にテレビでやる。そこで国民の方は絶対見る。めちゃくちゃ感動する試合をするとか、ベスト8に入るとかになると、ホッケーは絶対格好良いので、絶対人気が出るはずなのにそこにいけない。日本のホッケーはオリンピックに出られるレベルじゃないから、まずはそこ。頑張ってほしい」と熱弁を振るった。

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