倉田真由美氏 夫・叶井俊太郎氏がすい臓がんと公表 昨年6月、末期で余命半年と宣告

[ 2023年10月11日 13:28 ]

叶井俊太郎氏(09年撮影)
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 漫画家の倉田真由美氏(52)が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎氏(56)がすい臓がんを患っていることを公表した。

 倉田氏は2009年に映画配給会社社長だった叶井氏と結婚している。

 投稿では「私の夫はすい臓がんを患っています」と書き出し、「診断を受けたのは最近ではありません。昨年です。いつかお伝えすることになるだろうとは思いつつ、一年以上が経ちました。今も、逡巡はあります。だって、普通に暮らせているから。夫は寝つくことなく今も毎日会社に行っているから。公表することで何か変わってしまうのも怖かったし、対応に困る人も出てくるんじゃないかと心配だったから」と率直な思いをつづった。

 「しかしこの度、夫が膵臓がんをカミングアウトした対談本を出すのでこの機会に公表することになりました」と、叶井氏が「エンドロール! 末期がんになった叶井俊太郎と、文化人15人の“余命半年”論」を出版するにあたり公表に踏み切った。

 「夫は私と違って診断直後から周囲の人に『癌になっちゃったよー』と言いふらしていたので、夫の仕事関係の人で知らない人はいません。対談を引き受けてくださったのは、夫の口からお名前を何度も聞いたことがある本当に夫と関わりの深い方ばかり。暗い雰囲気になりそうな状況にも関わらず、とても明るく温かい本になりました」と紹介し、「膵臓がんという難病にこうやって対峙する人間もいる、多くの人に読んで知っていただきたいと思います」と結んだ。倉田氏は対談本で「あとがき」を担当している。

 出版元「サイゾー」の内容紹介によると、叶井氏は昨年6月に末期のすい臓がんと診断され、余命半年と宣告されたという。残された時間を治療ではなく仕事に全力を注ぐと決め、旧友へ会いに行った際の対談がまとめられた。

 叶井氏は1967年東京生まれ。ラジオ局のADなどを経て、24歳で映画業界入り。バイヤーとして幅広いジャンルの買い付けや宣伝を担当。01年に「アメリ」(フランス)を買い付け、興収16億円のヒットを飛ばした。その後、映画配給会社を設立。会社の破産を経て、現在は映画の宣伝プロデューサーを務めている。私生活では3度の結婚・離婚を経て倉田氏と入籍した。

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