MBS「ありがとう浜村淳です」来年3月末で平日放送終了を正式発表　浜村淳「よい引き時。快く了承した」

MBSラジオの改編会見に登場した浜村淳
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　MBSラジオが25日、改編会見を開き、スポニチ本紙既報通り、朝の看板番組「ありがとう浜村淳です」（月～金曜前8・00）を丸50年の節目となる来年３月末で終了することを発表。土曜枠は継続する。パーソナリティーの浜村淳（88）が登場し、「50年を一区切りに気持ちよく勇退する」と語った。

　1974年4月の放送開始から出演を続けた浜村は、「あと50年やりたかったんです」と笑いつつ、「来年1月10日で89歳。放送の途中で突然どんな事故が起こるか分からない。
一番心配なのは、89歳にもなったら放送中に認知症が起こるかもわからない」とニヤリ。「スタッフにもお気遣いをいただいたところで、50年を機に、後進に道をゆずる。50年一区切りというところで気持ちよく勇退する」と語った。「本音は続けたいが、よい引き時。快く了承した」と笑顔を見せた。

　最近転倒し、左下腕を亀裂骨折したという。痛々しく包帯が巻かれていたが、「体は元気なんです。いまのところ月1回の検診でどこも悪いところがない」とアピール。土曜日の放送は継続されるため、「映像が見えるような語りで映画紹介などをしたい」と語った。

　同局・浜田尊弘社長は「今も全然お元気でしっかりとお話をされている。今の（認知症などのくだり）は独特の浜村節ととらえてください」とフォロー。長きにわたり支えた浜村への感謝を示しつつ、今年に入り、この先同局の50年を支える人材の育成が必要と協議。「番組50年を一区切りに新たなトライをさせてほしい」と浜村に提案したと経緯を説明した。後継番組は「現在調整中」と話すにとどめた。

　また、来年4月には、番組50周年記念のイベントをJR大阪駅前に誕生する劇場「SkyシアターMBS」で行うという。