「ドアーズ」マンザレク氏死去 サウンドの中核 胆管がんで

[ 2013年5月22日 06:00 ]

亡くなったレイ・マンザレク氏

 米ロックバンド「ドアーズ」のキーボード奏者レイ・マンザレク氏が20日、ドイツ南部ローゼンハイムで胆管がんのため死去した。74歳。米シカゴ出身。共同電などによると妻や兄弟にみとられながら息を引き取った。

 1965年にジム・モリソンらとドアーズを結成。「ハートに火をつけて」「タッチ・ミー」など計1億枚以上のヒットセールスをあげた。ギターサウンド全盛期に、オルガンをリード楽器にした独特のスタイルでロック界をリード。ベース奏者がいない編成を、キーボードの低音部を演奏して補い、ドアーズサウンドの中核をになった。

 ドアーズではベトナム戦争下、既存の価値観を否定し敵対する「対抗文化」を体現。言動がしばしば物議を醸し、オリバー・ストーン監督が91年「ドアーズ」で映画化した。

続きを表示

2013年5月22日のニュース