新国立劇場 リヒャルト・ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」

[ 2010年12月18日 06:00 ]

世界的なオペラ指揮者としての評価が定着した大野和士

 新国立劇場の楽劇「トリスタンとイゾルデ」(リヒャルト・ワーグナー)新制作上演。何でもこの劇場における今年の一番人気だという。チケットは発売と同時に完売。公演当日などに若干枚数売り出されるZ席のチケットも激しい争奪戦が繰り広げられること必至という。16日に行われた作品を事前解説するイベント「オペラトーク」も満員の大盛況だったそうだ。

 人気沸騰の秘密は、欧米の名門歌劇場から引っ張りだこの演出家デイヴッド・マクヴィカーの新国立劇場初登場もさることながら、今年、50歳にして文化功労者にも選ばれた大野和士が新国立劇場のピットに12年ぶりに入ることにほかならない。演奏会形式上演を除けば、大野が国内でオペラを手掛けるのは05年、当時音楽監督を務めていたベルギー王立モネ劇場の日本公演以来のこと。5年ぶりともなれば、ファンの渇望感がピークに達しチケット争奪戦に発展したのも頷ける。何しろ大野は欧米において「現在屈指の世界的オペラ指揮者」と高く評価されている実力者。もちろんオーケストラ・コンサートも素晴らしいのだが、彼の才能の多彩さはオペラの指揮においてより顕著に発揮される。だからこそ、日本のオペラ・ファンも大野が指揮するオペラを観たいのである。そして今回はワーグナーの大作「トリスタンとイゾルデ」だけにオペラ指揮者としての彼の手腕を体感できる格好の機会となる。

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