阿久悠さん作詞 18年ぶりによみがえる“幻の阪神応援歌”

[ 2010年6月20日 16:27 ]

 歌謡曲の名作を数多く作詞し、2007年に死去した阿久悠さんが、プロ野球阪神タイガースを応援する歌を作詞していたことが20日分かった。1992年に書かれたまま未発表だったが、今年5月にレコーディングを終え、近くインターネット上で配信。今秋にもCDを発売する予定だ。

 歌のタイトルは「野球狂~拝啓タイガース様」。「多夢星人」のペンネームで書いた。阿久さんの歌をさまざまなアーティストが歌うトリビュートアルバムを手掛けるプロデューサー山崎一稔さん(56)が作曲し、ロックバンド「SOPHIA」のメンバーで、悪性リンパ腫のため活動を休止している都啓一(38)が編曲を担当。歌うのは「サンプラザ中野くん」(49)。阿久さんを含む全員が阪神ファンだ。

 山崎さんによると、山崎さんが92年、阿久さんに作詞を依頼。「面白い」と快諾した阿久さんから、わずか1週間後に歌詞が届いた。だが歌手の都合などで発表を見送った。

 「野球狂」は、タイガースの応援を宿命と感じている熱狂的なファンが、チームにあてた手紙の形で書かれている。妻子や友人に見捨てられてもなお「あなたが傷つくと/私の心が血を流し/日に日にやせて行くのです」と、チームと運命を共にするファンの悲哀をにじませた。

 山崎さんは「有名な『六甲おろし』は勇ましいけれど、こちらは泣ける歌。阪神ファンのチームに対する愛情の深さが表れている」と話している。

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