神野美伽25年目の熱演“1人2役”!

[ 2009年4月19日 01:09 ]

「坂田三吉」を相手に熱演する神野美伽

 25周年記念シングル「汽笛」(キングレコード)が好調の演歌歌手・神野美伽(43)が18日、東京・千代田区の国立劇場・大劇場で劇団若獅子公演「王将」(作・演出=北條秀司)に出演し、1人2役に挑戦した。

 昨年10月に亡くなった名優・緒形拳さん(享年71)の追悼公演として、3月28日の大阪・新歌舞伎座を皮切りに全国9カ所(全15公演)で上演。国立劇場・大劇場では、今月17、18日の2日間で全4公演を行い、この日、千秋楽を迎えた。
 将棋棋士・坂田三吉の生涯を描いた物語で、38年ぶりに上演。新国劇のスター・辰巳柳太郎さんと、その弟子・緒形拳さんの代表作でもあり、今回は同じく辰巳さんの弟子の笠原章(60)が坂田三吉役を受け継ぎ、主演することになったもの。
 坂田の弟子・森川役に緒形幹太(42)=緒形の長男=、坂田の娘・玉江(若年期)役に真由子(35)=緒形拳主演の「王将」で女房役を務めた朝丘雪路の長女=が扮し、坂田の妻・小春とその娘・玉江の1人2役を演じるのが、今回、初めて芝居だけに挑戦することになった神野だ。
 1人2役を見事に演じきった神野は「3月の稽古から始めて、1カ月と1週間、びっしりお芝居だけのお仕事をさせていただきました。以前から歌は歌、お芝居はお芝居という形でも仕事ができたらいいなと思っていましたが、その第一歩をこのような素晴らしい作品と素晴らしい役者の皆さんとご一緒させていただけて、また明日から戻る歌の仕事で、いままでとは違った歌がきっと歌えると確信しています。またこのような機会があったら、ぜひご一緒させていただきたいなと思います」。

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2009年4月19日のニュース