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尚弥 大成功東京D超え8万8000人規模の国立開催へ! 実現すればボクシング界初の“夢プラン”浮上

[ 2026年5月3日 05:10 ]

世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ12回戦   ○統一王者・井上尚弥 判定3―0 WBA1位・WBC1位・WBO1位・中谷潤人● ( 2026年5月2日    東京ドーム )

MUFG国立の外観
Photo By スポニチ

 2度目の東京ドーム興行となった井上尚弥の次戦以降の世界戦会場に東京・MUFG国立が候補に挙がっていることが2日、分かった。複数の関係者によると来年以降の開催を目指しており、実現すればボクシング初の国立開催となる。

 同会場は収容約6万8000人で、最大では約8万8000人規模まで拡大可能だという。この日、5万人超のファンを熱くさせたモンスターの集客力があれば、多くの動員数が見込まれそうだ。

 格闘技では旧国立競技場(14年閉場)時代の02年8月に総合格闘技大会「Dynamite!(ダイナマイト)」が唯一、開催されている。92年バルセロナ五輪柔道78キロ級金メダリストの吉田秀彦がプロ格闘家デビュー戦を戦った舞台。アントニオ猪木がパラシュート降下で登場するなど、日本国内最多9万1107人の大観衆が詰めかけた。

 一方で障壁もある。国立競技場は屋根で覆われていないため、悪天候時の対応に課題がある。夏季や冬季の開催も難しく、関係者は「安心して観戦できる環境を整えたい」と観客ファーストの視点で慎重に検討を進めている。

 井上は17年9月、米デビュー戦で米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで初の屋外でのリングを経験済み。所属ジムの大橋会長が「前人未到のことをするのが井上尚弥」と常々口にしているように、井上には夢プランを実行させる“使命”がある。

 そのビッグプラン実現のためにも負けられない試合が続く。次戦はPFP4位のスーパーフライ級3団体統一王者ジェシー・“バム”・ロドリゲス(26=米国、帝拳)戦が急浮上。バムとプロモート契約を結ぶ、英マッチルーム社のエディー・ハーン氏が「すでに(サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク)長官と初期段階の交渉をスタートしている」と語る。サウジアラビア国営イベントのスポーツの祭典「リヤド・シーズン」内で、開催地は米国や日本が候補に挙がる。中谷に続くPFPファイターに勝利し、前例のない道を突き進んでいく。

 ▽ボクシングの屋外興行 日本では1950から60年代までは屋外の会場でボクシングの興行がよく行われていた。1952年5月19日に白井義男が世界フライ級王者のダド・マリノ(米国)に勝って日本人初の世界王者となった一戦は後楽園球場(東京ドームの前身)での開催で、4万5000人の観衆が詰めかけた。後楽園球場では計9回の世界戦が行われている。田園コロシアム(東京都大田区、89年閉場)などでも大きな興行が開催されていた。海外では古くは米ニューヨークのヤンキースタジアム、近年では英ロンドンのサッカー聖地、ウェンブリー・スタジアムでもビッグマッチが開催されている。

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