坂田一颯がアマエリート荒竹一真から3度ダウン奪う完勝 重岡銀次朗さんの元スパー相手が逆転TKO勝ち
プロボクシング ミニマム級6回戦 坂田一颯(S&K)《3回2分3秒TKO》荒竹一真(大橋) ( 2025年10月21日 東京・後楽園ホール )
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23年ミニマム級全日本新人王で日本同級8位の坂田一颯(21=S&K)がアマチュア8冠の荒竹一真(22=大橋)から3度のダウンを奪う3回TKO勝ちを飾った。戦績を6戦4勝2KO1敗1分けとした。
初回から荒竹の右ジャブを受けるやや劣勢の展開。3回にはリング中央で猛ラッシュを浴びたが冷静に動きを見極め、相手の打ち終わりにカウンターの強烈な右フックを浴びせてダウンを奪取。再開後も連打で再びダウンを奪うと、最後は左からの右フックで相手をマットに沈めた。
リング上では喜びを爆発させ、トレーナーと何度も抱擁。殊勲の逆転TKO勝利を挙げた坂田は「打ち終わりを狙っていた。タイミング良くパンチが入ってくれた。手応えはなかったが、練習でやっていたことが出せた」と笑みを浮かべた。
熊本県出身で鹿児島県出身の荒竹とは九州出身対決。中学時代に一度スパーリングをしたことがあるというが、アマ21戦17勝4敗の自身に対し、アジア選手権銀メダリストで全日本選手権優勝経験もある65戦58勝11RSC7敗のアマエリートの荒竹は“雲の上の存在”で「初めて強いと思った選手」だという。「やる前から不利と分かっていた。判定では負ける可能性があると思っていたので倒すつもりでいた」とKO狙いだったことを明かし「(オファーがあった頃から)荒竹選手のことを何カ月も考えていた。こうして勝てたことはうれしいし、2戦目の相手を務められたことは大きな収穫」と胸を張った。
これまで同郷で前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗選手のスパー相手も務めた経験もある逸材。「銀次朗さんとは同じ階級で、前回の世界戦(5月のタドゥラン戦)前にスパー相手として呼んでもらっていた。収穫もあったし、それも含め全部試合に出たのかな」と汗を拭った。同一戦後に緊急開頭手術を受け、現在は故郷・熊本県内の病院でリハビリを行っている大先輩へ、勇姿を届ける勝利となった。
「まずは日本かアジア(WBOアジア・パシフィック)のベルトは絶対獲りたい。そこに向かって頑張っていくしかない」と“番狂わせ”に満足せず、高みを見据えた。
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