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ライオン対決は斎藤麗王に軍配 2度ダウンも渡辺海に大逆転3回TKO勝ち「勝ちへの執着は誰よりも強い」

[ 2025年7月31日 22:52 ]

プロボクシング WBOアジア・パシフィック(AP)スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦   同級1位・斎藤麗王(帝拳)《TKO3回2分2秒》王者・渡辺海(ライオンズ) ( 2025年7月31日    東京・後楽園ホール )

3回TKO勝ちした斎藤(中央)。左は粟生トレーナー
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 WBO-APスーパーフェザー級タイトルマッチが行われ、挑戦者・斎藤麗王(27=帝拳)が王者・渡辺海(22=ライオンズ)との壮絶な打ち合いを制し3回TKO勝ち。初回に2度のダウンを奪われながらも、大逆転勝ちで新王者に輝いた。戦績は斎藤が8戦7勝7KO1敗、渡辺が18戦14勝8KO3敗。

 初のタイトル挑戦で悲願のベルトを肩にかけた斎藤は「チャンピオンになりました!」と大絶叫。「少しは安心して見ていられる試合ができるようになった、と期待してもらえるとうれしいが結局こうなってしまうので…。勝ってよかった」と“恒例”となった激闘を制し、胸をなで下ろした。

 初回、王者・渡辺に2度のダウンを奪われた。「やべえ、と思った」と振り返りながらも「もらったパンチの解釈はできた。冷静だったとは言い切れないが、あとはいくしかないと思った」と一気に巻き返した。パンチを浴びながらも強烈な右を返し続け「完全に馬力が下がったのが分かった。3回はもらっても痛くなかった」と3回には失速した相手を捕まえ、ロープを背負わせ猛ラッシュ。ふらふらになる王者を見てレフェリーが試合を止めた。試合前「捕まえて沼に引きずり込む」と表現していた戦術通りに、徐々に自分のペースに引き込み8戦目で初のベルトを獲得し「勝ちへの執着は誰よりも強い」と力強く話した。

 天国の祖母にささげる白星となった。今年3月、入院中だった祖母が他界。入場時に着用したコスチュームには「心を 豊かに しなやかに」の刺しゅうを入れた。「おばちゃんが残した言葉を入れて、勝利をささげられたことがうれしい」と涙。22年7月にプロデビューしたことも直接伝えられてはいないが「地域チャンピオンになったよと、胸を張って言いたい」と天を見上げた。

 30日には同門で後輩の高見亨介(23)がWBA世界ライトフライ級新王者に輝いた。同期や後輩の台頭に焦り「やめようと思った」こともあったが悲願のベルトを手にした。将来的な世界挑戦も見据えるが「世界のレベルでこの戦い方をしていたらいつか本当に死ぬと思う」と苦笑い。「国内でも層の厚い階級と思うが、勝ち進んで世界のベルトに届くように精進したい」と気合十分に話した。

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