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ボクシング2階級制覇王者・中谷潤人 「死に物狂いで仕上げる」  2・24バンタム級初戦へ米国合宿出発

[ 2024年1月4日 21:20 ]

米国へ出発した中谷
Photo By スポニチ

 プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者で2日に26歳となった中谷潤人(M・T)が4日、試合前恒例の米ロサンゼルス合宿へ羽田空港から出発した。

 来月24日に世界3階級制覇を懸けて、WBCバンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)と対戦。転級初戦に向け中谷は「チャンピオンに挑戦できる形に感謝して、死に物狂いで仕上げてくる。ケガのないように注意してやっていきたい」と悲壮な覚悟を口にした。

 これまでは約2カ月だった合宿期間を今回は約1カ月に短縮。師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの下「短期集中」で仕上げ、時差ぼけ対策などのため早めに帰国する狙いを明かした。

 「フィジカル練習もしっかり積んで体をつくれた」とバンタム級でも不安はない様子。「あとはいかに実戦で対応して、引き出しを増やせるか。結果としてKOを見せられるように仕上げたい」と見据える。

 昨年5月に米ラスベガスで行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で元王者アンドルー・モロニー(オーストラリア)を12回KOで下し、同12月には米スポーツ専門局ESPNの年間最優秀KO賞に選出された。中谷は「ラスベガスの試合を評価してもらえたことは幸せ。相手あってのボクシングで、いい試合をできたことを誇りに思う。これからもいい試合ができるように、いろんなビジョンを思い描いて一つ一つ目標を達成していきたい」と改めて喜びを口にした。

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