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那須川天心 完勝デビューに舌滑らか 顔の傷は「気にしますね。顔で売っているので」

[ 2023年4月8日 22:46 ]

プロボクシング・スーパーバンタム級6回戦 ( 2023年4月8日    東京・有明アリーナ )

勝利者インタビューに答える那須川(撮影・島崎忠彦)
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 キックボクシングからボクシングに転向した那須川天心(24=帝拳)がプロデビュー戦に臨んだ。17戦12勝(8KO)4敗1分けの日本バンタム級2位、与那覇勇気(32=真正)から2回にダウンを奪うなど圧倒し、6回を戦い抜いて3―0判定勝利。キック42戦全勝、総合格闘技4戦全勝、ミックスルール1戦1勝の“神童”が、新たな伝説を求めて「格闘家第2章」を歩み始めた。

 試合後の那須川との一問一答は以下の通り。

 ――試合の中で特に意識していたことは?

 「倒したいなとは思ったけど、もらわないということをとにかく意識していた。攻撃は見えていたので、ダメージもないですし。顔が命なので(笑い)」

 ――顔の傷は気にしてた?

 「気にしますね。顔で売っているので(笑い)」

 ――2回にボクシングで初めてのダウンを奪った時の心境は?

 「あれはダメージがあったかといえばそうではないけど、そういうのでもダウンになるんだなというのが自分でもちょっとびっくりしました。逆に、これでダウンになるんだったら自分も気をつけないとなって思いました」

 ――この試合で気付いたこと。

 「良い部分もあったし課題も見えた。これが那須川天心の姿だとは思ってほしくないですね。次、次なので。ボクシング始めて半年ぐらいなのでまだまだ伸びるし、自分でも可能性を感じているので、早くボクシングをしたいという思いです」

 ――公開スパーリングの時よりもトリッキーな動きしていたけど、あえて隠していた?

 「自分の中で余裕はありました」

 ――ラウンドの合間に椅子に座らなかったのは?

 「あれはマジでクセですね。キックの時1回も座ったことなくて、そのまま出ちゃいましたね」

 ――目標は?

 「とりあえず強くなること」

 ――ボクシングに転向して変わったことは?

 「全部変わった。感覚的にキックでよかったことがボクシングでダメなところもあるしキックでダメだったことがボクシングでよかったこともあるし。そこの取捨選択をたくさんしてきた。そこを確実にできてないので、そこを突き詰めていくのが今後の課題かなと思います」

 ――ファンへメッセージを。

 「初めまして。ボクシングデビューすることができました。しっかり勝って第2章開幕ということで、今後も那須川天心を応援していただけたらうれしいなと思います。本日はありがとうございました」

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