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WBOが井岡とWBA王者フランコの統一戦を承認 勝てば3団体統一戦? 中谷潤人はフライ級王座返上

[ 2022年10月28日 02:21 ]

井岡一翔
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 WBO(世界ボクシング機構)は27日、プエルトリコで開催中の年次総会でランキング委員会を開き、4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)とWBA同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)による王座統一戦を承認した。同委員会には井岡も志成ジム関係者とともに出席し、統一戦開催の承認を求めた。統一戦は大みそかに日本での開催が予定され、井岡が勝てば日本初の2階級での2団体王座統一を達成する。WBOは7月に5度目の王座防衛に成功した井岡を称えてダイヤモンドリングを贈ることも発表。井岡は頭を下げて感謝の意を示した。

 ランキング委員会ではWBOフライ級王者・中谷潤人(24=M・T)の王座返上も確認された。WBCスーパーフライ級王座を26日に返上したジェシー・ロドリゲス(22=米国、帝拳)のWBOフライ級ランク入りが承認され、同委員会は中谷の返上で空位となった王座について、ロドリゲスと先月までランキング1位のクリスチャン・ゴンサレス(23=メキシコ)に決定戦を指示した。同委員会に出席した両選手の代理人は交渉開始を認めており、来年1、2月に米国での開催が有力視される。中谷は11月1日にさいたまスーパーアリーナで元統一世界ミニマム級王者フランシスコ・ロドリゲス(29=同)とのスーパーフライ級デビュー戦となるノンタイトル10回戦を戦うが、WBO同級1位へのランク入りが濃厚で、井岡―フランコの勝者に対する指名挑戦者になる。

 井岡についてはIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(31=アルゼンチン)も統一戦を希望していることを明かした。専門サイトのボクシングシーン・ドットコムが27日に報じたもので、マルティネスがIBFランキング1位ジェイド・ボルネア(27=フィリピン)との指名試合をクリアし、井岡がフランコを破って2団体統一王者となった場合に来年の3団体統一戦実現を希望。自身のプロモーターが違う選択肢を提示する可能性を認めながらも、マルティネスは「自分のプランは井岡戦。親友のブライアン・カスタノが(スーパーウエルター級の)WBOベルトを持っていたので自分も欲しい」と理由を説明した。

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2022年10月27日のニュース