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ボクシング世界選手権金の岡澤セオンがアジア選手権へ意気込み「アジアは俺だぞと意識させる」

[ 2022年10月27日 21:34 ]

アジア選手権で金メダルを狙う岡澤セオン
Photo By スポニチ

 アマチュアボクシングのアジア選手権(11月1日からヨルダン・アンマン)に出場する昨年の世界選手権(ベオグラード)男子ウエルター級金メダリストの岡澤セオン(26=INSPA)が27日、出発前の成田空港で取材に応じた。24年パリ五輪における実施階級の変更を受け、今大会は71キロ級にエントリー。五輪予選ではないが「アジアは俺だぞと他のヤツらに意識させる大事な大会。必ず金メダルを取ってアピールしたい」と意気込んだ。

 ウエルター級より上限が4キロ重い階級とあり、全体的なフィジカル強化に着手。スパーリングではジャブだけで相手を後退させるなど「パンチ力は上がっている」と実感し、接近戦での打ち合いにも取り組んできた。筋肉がついて一時は80キロまで増えた体重もしっかり落としてきたが、戦い方は「今までどおりのアウトボクシングを通せるところまで試したい」と持ち味を重視する方針。19年のアジア選手権では日本勢36年ぶりの銀メダルを獲得したが、金メダルなら83年大会の平仲信明ら以来40年ぶり。「36年ぶりも気持ち良かったけど、40年ぶりの金ならさらに気持ち良くなれるのでは」と笑った。

 アジア選手権には昨年の世界選手権男子バンタム級金メダリストの坪井智也(26=自衛隊)が51キロ級に、東京五輪女子フライ級銅メダリストの並木月海(24=同)が50キロ級に出場。坪井は「新しい階級でのスタート。アジアには強い選手が結構いるけど、俺もいるんだと見せつけたい」、並木は「階級が変わってからの大きな大会で自分の立ち位置が分かる。アジアのトップ選手相手に試したい」と抱負を語った。並木は帰国直後の全日本選手権(11月22日から東京・墨田区総合体育館)にも出場する意向を示した。

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2022年10月27日のニュース