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武尊 今後は海外で療養「自分と向き合える時間を作りたい」 復帰後は「目標は一つ」も明言せず

[ 2022年6月27日 16:35 ]

涙をこらえ、会見する武尊
Photo By スポニチ

 今月19日に東京ドームで開催された格闘技イベント「THE MATCH2022」でRISE王者の那須川天心(23=TARGET/Cygames)に判定で敗れたK―1王者の武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)が27日、東京都内のホテルで会見し、休養後の活動について語った。

 戦い続けてきたダメージは体に蓄積され、これまで公表してこなかったものも含め、まさに満身創痍(そうい)。パニック障害とうつ病であることも公表し、心身ともにリフレッシュな状態に戻すことが目的の「積極的休養」を武尊は選択した。

 休養からの復帰後について聞かれると、武尊は「昔から考えていたことなんですけど、目標がないと試合をする意味もないと思っているし、何か活動するにあたって、何も目標がない状態だったらやめた方が良いと思っていて…」と自身の考えを明かし、その上で「僕の心の中で一つ目標が出来て、なにも形にもなっていないし、何も進んでいない話なのでここではまだ言いたくはないんですけど、目標は一つ考えていることがあるので、それに向けても心と体をしっかり治したい」と答えた。

 休養中の過ごし方については、「期間は決めていないし、トレーニングは変わらず出来ることはやろうと思っていて、ずっと表舞台から姿を消すわけではないと思う。やれることは、練習も仕事もやっていきたい」と返答。具体的に「一旦、海外の方に行っていい意味で自分と向き合える時間を作りたい。なるべく、人と関わらない生活というか、自分と向き合える時間を作るために1度海外に行って療養しようかなとは思っています」と説明した。

 また今後、米国の総合格闘技団体UFCへの挑戦する可能性について、記者から問われると、「今は何も答えられないし、気持ちも毎日揺れ動いていて、毎日考えていることも変わるし、一つ決心はしたんですけど、まだ明確に何ということは今、考えないようにしているし、心の中で1個目標を作ろうと思ったこともUFCだけでなく、まだ僕にはいろんな可能性があると思っている」と返答。「1回、心と体を最高の状態にして、また改めてその時に会見させてもらおうと思う。その時はまた、みんながワクワクして心躍らせてくれるような、格闘技界がまた最高に盛り上がるようなお話ができたらいいと思っています」と今後について明言はしなかった。

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