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小畑武尊が暫定王座を獲得!前王者・永野祐樹にTKO勝ち「普段通り、冷静に戦えた」

[ 2022年6月13日 21:32 ]

日本ウエルター級暫定王者決定戦10回戦 ( 2022年6月13日    後楽園ホール )

<日本ウエルター級暫定王者決定戦10回戦>永野祐樹(右)に左ストレートを浴びせる小畑武尊。5回TKO勝ちで暫定王座を獲得
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 プロボクシング日本ウエルター級暫定王座決定戦10回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、日本ユース王者で同級2位の小畑武尊(23=ダッシュ東保)が前王者で同級1位の永野祐樹(32=帝拳)に5回1分42秒TKO勝ちし、暫定王座を獲得した。戦績は小畑が12勝(5KO)5杯1分け、永野は19勝(15KO)4敗。

 本来は永野が4月に王者・小原佳太(三迫)と立場を入れ替えて再戦する予定だったが、王者の故障で中止。永野と小畑による暫定王座決定戦が組まれた。サウスポー同士の一戦。小畑が立ち上がりから手数とスピードで圧倒。右ジャブ、左ストレート、左右のボディーブローを的確に打ち分けてヒットさせる。それでも永野は前に出続けたが、5回に小畑が強打を浴びせて棒立ちにさせ、レフェリーが試合を止めた。

 「タイトルマッチだからといって気負うことなく、普段通り、冷静に戦えた。東保会長の声がよく聞こえて平常心を保つことができた。応援に来てくれた方の声もよく聞こえて力になりました」と小畑。師匠、そして大分から駆けつけた応援団に感謝した。

 前王者との対戦を前に敢えて作戦を立てなかった。小畑は「作戦に縛られて窮屈になるのが嫌だったし、いろいろ試して自分の実力を計りたかった」と説明。「違った意味で挑戦だった」という。

 暫定王座を獲得し、次戦は王者・小原との王座統一戦となることが濃厚。「試合を意識してイメージしていた相手。これから研究していく中で(攻略方は)考えたい。いかに平常心で戦えるかが大事。とにかく普段通りでいきたい」と表情を引き締めた。

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2022年6月13日のニュース