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輪島功一の孫・磯谷は2戦連続初回KO勝ち「思ったよりも力んだ」イケメン苦笑い

[ 2022年4月12日 19:48 ]

プロボクシング・ウエルター級4回戦 ( 2022年4月12日    後楽園ホール )

プロ2勝目の磯谷(中央)と祖父の輪島功一氏(左)、父・和広トレーナー
Photo By スポニチ

 元世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏の孫で、昨年10月にプロデビューした磯谷大心(20=輪島功一スポーツ)が2試合連続1回KO勝ちした。開始18秒、右ストレートを細谷洸太(18=花形)の顔面に当てて最初のダウン。すぐにボディー狙いに切り替えたが、右ストレートを腹に打ち込むとキャンバスに落ちた相手は立ち上がれず、54秒KO勝ちとなった。

 今後をにらみ、長いラウンドを戦うことを目標に掲げていた磯谷にとっては想定外の早期決着。「一度倒してからはボディーで弱らせていこうと思ったけど、思ったよりも力んでガツンと入っちゃった。まだ余裕がない。リングに上がると“やらなきゃやられる”と思っちゃう」と端正な顔に苦笑いを浮かべた。父・和広トレーナーは「点数をつけると20点。ウイークポイントを突きながら4回終盤で仕留めようとしたのに、慌てるというか、まだ未熟」と厳しく、磯谷も「点数はつけられないぐらい」。次戦からの東日本新人王トーナメントへ向け「土台をレベルアップさせないといけない。新人王はアマ戦績を持った人たちも出るし、現段階でボクシングとしては劣っているかもしれない」と成長を誓った。

 もっとも、取材対応を横で聞いていた祖父の輪島会長は「プロだね~言葉が。いいよ、いいよ~」と満面の笑み。「最初から自分のペースでいったのが良かった」と孫をねぎらった。

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2022年4月12日のニュース