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【新日本】棚橋ひょう変…生粋の善玉が脚立から危険すぎるハイフライフロー ノーDQマッチで大暴れ

[ 2022年1月6日 05:30 ]

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」 ( 2022年1月5日    東京ドーム )

巨大脚立上段から約5メートルのハイフライフローを見舞う棚橋(新日本プロレス提供)
Photo By 提供写真

 反則裁定なしの「ノーDQマッチ」として行われたIWGP・USへビー級選手権は棚橋弘至が王者・KENTAを破り、王座奪還に成功した。

 危険すぎる男にひょう変した棚橋が危険すぎる技で遺恨試合を完遂した。戦慄(せんりつ)のシーンは22分すぎに訪れた。KENTAがリング中央に設置した5メートルの巨大脚立を駆け上がると、大の字状態から蘇生した棚橋は脚立を揺らして落下させる。今度は自らが駆け上がり、テーブルに横たわる相手めがけてハイフライフローを見舞った。テーブルとKENTAがくの字に折れ曲がり、顔面血だらけのKENTAは返す力もなく3カウントを聞いた。

 KENTAから提示した何でもありルールを危険を覚悟でのんだ。竹刀を振り回し反則負けした前日に続いてこの日も大荒れ。マット界きっての善玉も試合後は取りつかれたものから解放されたようにぼう然と振り返る。「ただあるのは虚無感。プロレスラーである自分を誇りに思いたくて…。どこからスタートすればいいのか分からない」と自己嫌悪に陥っていた。

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2022年1月6日のニュース