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カシメロ王座剥奪の可能性も、体調不良で計量参加せず防衛戦中止

[ 2021年12月11日 05:30 ]

WBO王者のカシメロ
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 プロボクシングWBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)が11日にUAEのドバイで臨む予定だった同級1位ポール・バトラー(33=英国)との5度目の防衛戦が中止となった。主催するプロベラム社が10日、公式SNSで発表した。カシメロが体調不良のため、この日の公式計量に参加できなかったという。バトラーは同級10位のジョセフ・アグベコ(44=ガーナ)と対戦する。

 フィリピンの地元メディアは試合中止を速報。重度の脱水症状、ウイルス性胃炎など情報が錯綜(さくそう)している。まだ、WBOの正式発表はないものの、王座剥奪の可能性は高い。

 カシメロは昨年4月にWBA&IBF同級統一王者の井上尚弥(28=大橋)と3団体統一戦を行う予定だったが、コロナ禍で中止。その後、井上に対してSNSで挑発的な発信を繰り返していた。11日に米国で指名試合を控えるWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)とともに、4団体統一を狙う井上がターゲットとしていた一人。王座剥奪となれば、井上の今後のプランにも影響を与えそうだ。

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2021年12月11日のニュース