×

王座剥奪の可能性も…WBOがカシメロに診断書提出を指令 バトラーVSアグベコは暫定王座決定戦に

[ 2021年12月11日 07:21 ]

WBO王者のカシメロ
Photo By スポニチ

 世界ボクシング機構(WBO)は10日、WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)に対し、10日間以内に医療機関による診断書を提出することを命じた。カシメロは11日にUAEのドバイで同級1位ポール・バトラー(33=英国)と5度目の防衛戦に臨む予定だったが、体調不良を理由に前日計量に出席せず、試合は中止となった。

 興業を主催するプロベラム社は、バトラーが同級10位ジョセフ・アグベコ(44=ガーナ)と対戦すると発表。WBOは、この試合を暫定王座決定戦として承認。胃炎による入院を主張するカシメロ陣営が医学的な根拠を証明できなかった場合には、王座を剥奪し、暫定王者を昇格させるとしている。

 カシメロは4団体統一を目指すWBA&IBF同級統一王者・井上尚弥(28=大橋)にとって次のターゲットの一人。昨年4月に予定されていた3団体統一戦はコロナ禍で中止となったが、SNSなどで井上に対する挑発を繰り返していた。

続きを表示

2021年12月11日のニュース