田中恒成が来月の再起戦へ向け豪語「過去最高に強い田中恒成を見せたい」

再起戦まで1カ月となりリモート会見に臨んだ田中恒成（左）と畑中清詞会長（畑中ジム提供）
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　12月11日に石田匠と再起戦を戦うプロボクシング前WBO世界フライ級王者の田中恒成が11日、オンラインで会見し、順調な調整ぶりを報告した。

　「過去最高に強い田中恒成を見せたい」。昨年大みそかのプロ初黒星をきっかけにスタイルを全面的に見直した。約1年ぶりの試合では「ガードの高さ、ディフェンスの意識。より丁寧になり大ざっぱなところがなくなったところを見てほしい」と話す。

　世界3階級制覇の過程では何度も逆転劇を演じた。「今まではたくさん（パンチを）もらっても打ち勝ってきた。もう少し被弾数を少なくしたい」。守備から組み立てて安定感のある戦いを約束する。11月末までスパーリングは計100回に達する見通し。「コンディションはとても良くて（減量は）あと6キロぐらい。今年26歳になって純粋に食べる量が減りました」。スムーズな減量がこの試合にかける“本気度”をにじませる。

　興行では約700人の観客を入れることも発表された。田中は「地元の方に見てほしい気持ちが強い」と闘志はいよいよ高まる。（原口　公博）