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ウエルター級の岡澤セオンもメダル確定 地元セルビア選手に4―1判定勝ち

[ 2021年11月2日 22:57 ]

ボクシング男子世界選手権第9日 ( 2021年11月2日    セルビア・ベオグラード )

岡澤セオン
Photo By スポニチ

 各階級の準々決勝が行われ、ウエルター級で東京五輪代表の岡澤セオン(25=INSPA)は地元のバヒド・アバソフ(セルビア)に4―1で判定勝ちし、ベスト4入りを決めた。3位決定戦がないため、銅メダル以上が確定した。バンタム級で4強入りした坪井智也(25=自衛隊)とともに、日本男子として11年大会ミドル級銀メダルの村田諒太以来史上4、5人目のメダル獲得となった。

 岡澤はサウスポー対決でいつもどおり軽快なフットワークを披露。1回は鋭い出入りから右ジャブやボディーなどで常に先手を取り、ジャッジ5人のうち4人から支持された。相手が出てくるとカウンターをヒットさせ、2回も4―1。3回に左を浴びる場面もあったものの逃げ切った。

 19年世界選手権で8強止まりだった岡澤は、初出場の東京五輪では2回戦で2―3の判定負け。「期待していただいたのに結果で恩返しできなかった」と敗退翌日から練習を再開し、世界選手権に照準を合わせてきた。今大会は各階級の優勝者に10万ドル(1130万円)など高額賞金がかけられており、「アマチュアボクシングにも夢のある額が出てきた。しっかり僕が獲って、強くなったらボクシングでお金が稼げると若い世代に教えたい」と意気込んでいた。

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2021年11月2日のニュース