谷口将隆　12・14尚弥とダブル世界戦　国技館開催に「やる気出た」

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者　ウィルフレド・メンデス《12回戦》同級1位　谷口将隆 （ 2021年12月14日    両国国技館 ）

オンラインで会見し、2度目の世界挑戦へ意気込みなどを語った谷口将隆（中）。左は渡辺均会長、右は伯耆淳トレーナー（ワタナベジム提供）　
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　王者メンデスに挑戦する前日本ミニマム級王者の谷口将隆が1日、オンライン会見に臨み、2度目となる世界挑戦に向けて「前回とは違うところを見せたい。必ず勝ちます」と強い決意を示した。

　今回は井上尚弥の2年1カ月ぶりの国内防衛戦とダブル世界戦で、観客は5000人程度に制限されるものの、両国国技館という大きな会場が用意された。「驚いたけど、やる気が出た。全て井上選手を見にくる人だと思うけど、自分も世界を獲ってアピールしたい」と気合十分だ。

　19年2月の世界初挑戦は、ビック・サルダール（フィリピン）に判定で敗れたが、その試合映像を何度も見て自分を鼓舞し、着実に地力をつけてきた。同学年で同期入門のWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人の存在も刺激になっている。「今でも自分をライバルと呼んでくれる。彼と同じ世界王者という舞台までいきたい」。2年10カ月ぶりに巡ってきたチャンスは絶対に逃さない。