【RIZIN.32】山本美憂、弟KIDさんとの約束守る！RENAと5年ぶり再戦に闘志

オンラインで公開練習を行った山本美憂
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　総合格闘技イベント「RIZIN.32」（20日、沖縄アリーナ）に出場する元レスリング世界女王の山本美憂（47＝KRAZY　BEE/SPIKE22）が2日、オンラインでの公開練習に臨み、RENA（30＝シーザージム）との対戦に向けて意気込みなどを語った。

　この日は2分1ラウンドのミット打ちで軽快な動きを披露。昨年大みそかにRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加（39＝AACC）に挑戦して以来、約11カ月ぶりの実戦となるが、「以前も試合から離れたこともあるし、変わらず練習していたので問題ない。コンディションはいつも通り」と好調をアピールした。

　RENAはシュートボクシング世界女子フライ級王者で、山本にとっては16年9月の総合格闘技デビュー戦で一本負けした因縁の相手。山本は「5年ぶりのRENA選手との試合、わくわくドキドキして…とにかくリベンジですね。KIDとの約束を守ることと、自分らしく元気に戦いたい。勝ちます」と力強く宣言した。

　当時、敗戦を誰よりも悔しがったのは、18年9月に亡くなった弟の山本“KID”徳郁さんだった。

　「まだ私がリングにいる時に『やり返すぞ』『次は絶対勝てるから』って言って…あの時の約束を守ります。家族が目の前で負ける悔しさ、その気持ちは分かるので」

　あれから5年、レスリングだけでなく総合格闘技（MMA）の選手として「全体的に成長できた」という自負もある。対するRENAについて「ストライキング（打撃）に長けた選手だけど、MMAファイターとしてオールラウンダー的な選手にもなってきている」と評価し、「ストライキングもグラップリングもレスリングも…全部つぶしていく戦いになる」と予想した。

　RIZIN初開催となる沖縄は、山本にとって第二の故郷とも言える場所。「話を頂いた時より、試合がアナウンスされて沖縄の皆さんの反応を受けてからの方が、皆の前で恩返しするために勝たなきゃいけない、勝つぞって気持ちがどんどん大きくなっています」と気合を高めた。