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新王者・矢吹 あしたはどっちだ?現役続行は“ジョー”件次第

[ 2021年9月24日 05:30 ]

オンライン会見に臨む矢吹正道(左)と松尾敏郎会長(緑ジム提供)
Photo By 提供写真

 22日のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで新王者となった矢吹正道(29=緑)が激闘から一夜明けた23日、オンライン会見に臨み、進退について「そこまで何も考えていない。昨日言った通りです」と保留する考えを改めて示した。

 試合後会見で「軽量級はファイトマネーが安いので命を懸けられない」と現役続行を悩む理由に“稼げない”ことを挙げた。ただ、防衛8度の安定王者・寺地拳四朗(29=BMB)を破った上、リングネームの由来である漫画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈をほうふつさせる型破りなキャラクター。好条件を提示された場合には「そうなったら考えます」と翻意する可能性を残した。

 世界王者のまま引退した日本ジム所属選手には徳山昌守、長谷川穂積がいる。新井田豊は01年8月に世界初挑戦で奪取も同年内に引退。ただ、翌年に復帰表明し、04年に世界王座に返り咲いた。矢吹は2人の子供を抱える一家の大黒柱。「ヘタしたら失明したり、簡単には続けられない。今はやり切った感がある。ゆっくりしたい」と熟考する構えだ。 

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2021年9月24日のニュース