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那須川天心 “空回り”も45連勝「倒してやろうという気持ちが強すぎて」

[ 2021年9月24日 05:30 ]

<RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA>バンタム級、3回を終えガッツポーズを見せる那須川天心(撮影・会津 智海)
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 立ち技打撃格闘技「RISEワールドシリーズ2021 YOKOHAMA」は23日、横浜市のぴあアリーナMMで開催され、那須川天心(23=ARGET/Cygames)が鈴木真彦(24=山口道場)との再戦を3―0の判定で制して45連勝を飾った。6年前は106秒でKOした相手に判定決着。那須川は「倒してやろうという気持ちが強すぎて空回りしてしまった」と反省したが、抜群のスピードと変幻自在の攻撃で鈴木を圧倒した。

 対戦相手の対策よりも常に自分を高めることを意識。「突き詰めるほどシンプルになる」。新たな領域に足を踏み入れた23歳は、派手さはなくても技術に裏付けられたハイレベルな攻防を見せた。来年3月でボクシング転向を表明しており、キックは残り2試合。次戦は年末のRIZINが確定的だ。ファンが期待するK―1王者・武尊との対戦は実現するのか?現状は未定ながら、那須川は「そこ(RIZIN)で決まるのであれば」と前向きな姿勢を示した。

 《弟・15歳龍心 強心臓判定勝ち》那須川の実弟・龍心(りゅうじん)がオープニングファイトに登場、山崎天輔と55キロ契約2分2Rで対戦し、3―0で判定勝ちした。アマチュア同士の対戦ながらプロと同じリングに上がった龍心は「案外、緊張しなかった。大きな舞台で凄く楽しくできた」と強心臓ぶりを発揮。来春、兄と同じ高校生でプロデビューを目指す15歳は「天心がキックボクシングで一番強いので、そこを超えないと意味がない」と“神童”超えを誓った。

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2021年9月24日のニュース