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中嶋一輝 プロ11戦目で初戴冠も通過点「もっと強くなって世界へ」

[ 2021年5月21日 21:58 ]

<東洋太平洋バンタム級王座統一戦>判定で千葉開を下し、王座を獲得した中嶋一輝(左)
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 プロボクシングの東洋太平洋バンタム級王座統一戦12回戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、同級5位・中嶋一輝(27=大橋)が同級10位・千葉開(28=横浜光)に3―0で判定勝ちし、王座を獲得した。

 プロ11戦目での戴冠。序盤からジャッジの採点ではリードしたが、10回に攻め込まれるなどピンチもあっただけに、中嶋は「勝てたのは良かったけど、倒せなかったのが悔しい。思っていた以上にやりにくかった」と唇をかんだ。

 WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28)と同学年。この試合に向けて初めて井上とスパーリングを行い、世界王者のレベルを肌で知った。ベルト獲得も世界への“通過点”の位置付け。「自分の実力はまだまだ。引き出しが少なくて攻め方も単調だった。もっと強くなって世界に挑戦したい」と表情を引き締めた。

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2021年5月21日のニュース