女子代表の並木&入江 国際大会優勝に手応え「試合勘を取り戻せた」
アマチュアボクシングの「コンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメント」で男女合わせて12個のメダルを獲得した日本代表が17日、隔離先の合宿施設「Sport&Do Resort リソルの森」(千葉・長柄町)からオンラインで結果報告会を行った。
大会は今月10日から16日までロシア・ハバロフスクで開催され、男子15カ国58人、女子9カ国26人が参加。日本代表は男子8人、女子5人の計13人が出場し、金メダル3(男子1、女子2)、銀メダル4(男子2、女子2)、銅メダル5(男子4、女子1)の計12個のメダルを獲得した。
女子は5人全員がメダル獲得。伊田武志女子強化委員長は「この1年間やってきたことを十二分に発揮できた良い大会だった。全員で勝ち取った素晴らしい成果。この5人の選手を心より誇りに思っている」と総括した。
女子51キロ級金メダルの並木月海(22=自衛隊)は「海外で1年ぶりの試合だったので試合勘を取り戻すことが一番の狙いだった。そこはしっかりできたし、1年間やってきてことで、できたこと、できなかったことがはっきりした」と収穫を口にした。東京五輪に向けては「海外選手ならではの距離感やパンチを打つタイミングがあるので、もっと研究してオリンピックに臨みたい」と話した。
同57キロ級で優勝した入江聖奈(21=日体大)は「試合勘を取り戻せたと思うし、最後まで勝ち切れたことはオリンピックに向けて自信になった。良い試合だったと思います」と手応え。「オリンピックで金メダルを取るために自分のやりたいボクシングを煮詰めていきたい」と本番での金メダルを見据えた。
女子代表は2週間の隔離後、6月に北海道紋別市で最終実戦練習を行い、7月1日からナショナル・トレーニング・センターで調整。同19日に選手村への入村を予定しているという。
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